好きって言いたい… (ページ31)

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「大事にされてるね…A。」

ゆうかは私の目を見てそう言った。

「…えっ？…」

「だってさ…今のカップルなんて付き合って
1ヶ月以内でやっちゃう人もいるよ？」

「…え、そうなの？…」

「…ちゃんと考えてくれてるんだね……」

「…そ…そうなんだ……。」

すると…ゆうかは起き上がって

「だから今日Aから誘ってみたら？」

「…えっ？……む…無理無理…誘うって…」

「だってさ…特別になりたいって思わない？」

「特別？…」

「うん…北山くんの特別…。

私もさ…最初はすっごい怖かったよ…
めちゃくちゃ痛いって聞いてたし…
でも裕太…ちゃんと私のこと気遣ってくれて
何か裕太の全部を知れたって感じで
すっごい嬉しくなっちゃって
それからまたさらに好き同士になれて
改めて勇気出して良かったなって思ったの。」

そっか…
だからゆうか、玉森くんの話してるとき
こんなにいきいきしてるんだね。

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「…私もみっくんの特別になれたらいいな…」

そう小さい声で囁くとゆうかは、

「でしょ？でしょ？
最初は怖いかもしれないけど
大丈夫だよ…北山くんなら…！」

うん…そうだよね…
だってみっくんのこと
もっともっと知りたいって思ってるのは
事実だもん。

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「…ありがと…ゆうか。」

そう言うと…ゆうかは私の手を握って

「…大丈夫…Aなら大丈夫だよ…」

そう言ってくれた。