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「ねぇ、宏光くんちょっといい?」
.
また告白?
凄いな…
新学期になると必ずと言っていいほど
クラスの女子に告白されてきたみっくんを
私はずっと見てきた。
「屋上で待ってるね」
そう言って女の子は教室を出ていった。
「また告白?」
みっくんにそう聞くと…
「多分な」
「そうなんだ」
「何?焼きもち?」
ニヤニヤしながらそう聞くみっくんに
「は?そんなわけないじゃん」
少しイラっとした私はみっくんに背を向けた。
「何ムキになってんだよ」
「ムキになんかなってないもん…」
.
うそ…
ほんとはすっごい嫉妬してる。
でも私なんかが嫉妬する権利なんかない。
2年間も一緒にいるのに好きの2文字が
言えないんだから。
「モテるって大変だな〜
じゃあな、A〜」
手をヒラヒラしながら
みっくんは教室を出ていった。
何よ?ニヤニヤなんかしちゃって。
ほんとムカつく…
.
.
宿題しちゃおかな…
イライラしていたからか
すぐに帰る気にはなれず
勉強道具を広げ、宿題をし始めた。
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作者名:なっつん | 作成日時:2019年4月20日 15時