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○4 ページ4

「ねぇ、宏光くんちょっといい?」








.









また告白?


凄いな…


新学期になると必ずと言っていいほど
クラスの女子に告白されてきたみっくんを
私はずっと見てきた。









「屋上で待ってるね」



そう言って女の子は教室を出ていった。









「また告白?」




みっくんにそう聞くと…




「多分な」


「そうなんだ」


「何?焼きもち?」






ニヤニヤしながらそう聞くみっくんに



「は?そんなわけないじゃん」



少しイラっとした私はみっくんに背を向けた。









「何ムキになってんだよ」


「ムキになんかなってないもん…」









.









うそ…


ほんとはすっごい嫉妬してる。


でも私なんかが嫉妬する権利なんかない。



2年間も一緒にいるのに好きの2文字が
言えないんだから。








「モテるって大変だな〜
じゃあな、A〜」




手をヒラヒラしながら
みっくんは教室を出ていった。









何よ?ニヤニヤなんかしちゃって。



ほんとムカつく…









.









.









宿題しちゃおかな…




イライラしていたからか
すぐに帰る気にはなれず
勉強道具を広げ、宿題をし始めた。

○5→←○3



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作者名:なっつん | 作成日時:2019年4月20日 15時

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