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久しぶりに学校へ行ったのでみんなにすごく心配された。
「なにしてたの？？」
「大丈夫だった？」
私の家の事情は知ってる人が多く、そのおかげで学校生活を楽しく送れている。
そんな私の隣で場地は周りを取り囲む人に次々と絡んでいた。
「お前ら邪魔どけ。今俺がこいつと喋ってんだろーが」
『……ちょっと今こんな感じだからごめん！心配してくれてありがと！』
「チッ･･･んだよこいつら。俺が1週間ガッコ来なくても無反応だったくせによォ」
『まあ事情がちげーしなー。お前のはどうせ遊んでたんでしょ？』
「まあそーだけどよ」
『だろーなw』
「んじゃまたなー」
『ばいばーい。昼休み屋上な！』
「ほーい」
教室でも同じくみんなに囲まれ心配され、何事もなく授業を終えたらようやく待望の昼休み。
んー、まず弁当食べたらその後中庭行って自販機でみかんジュース買うでしょー。
その後何しよっかな。
なーんて考えてたけどやっぱヤンキーの昼休みは一味ちげーや。
「かかってこいよ！」
飯食い終わったら早速先輩に喧嘩を挑みに行った場地。
『バカじゃねーの？私はともかくお前チビなんだから勝てるわけねーじゃん』
「はあぁ？！やってみねーと分かんねーだろ！」
場地からけしかけたので先輩方はやる気満々。しかも2人組に声掛けたもんで2対1だ。
『もし先輩と互角だったとしても2対1じゃ負けるって言ってんの』
「は？2対2だろ。」
『は？』
何故かこいつは私を頭数に入れていたようで酷く困惑している様子だった。
『やだよ私やんないよ？』
「なんでだよやれよ！お前喧嘩できるんだろ？」
『出来るけどやだよ。久しぶりの学校で疲れたし』
2人で言い合いしていると痺れを切らした先輩が一言。
「ビビってんのかよ？」
『は？ビビってるわけねーだろお前らみてーなチビ相手によ。私煽るとかバカじゃねーの？はよかかってこいよ！』
「そらきた！やるぞA！」
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作者名：あんころもち | 作成日時：2021年9月13日 22時
