元カレ . ２ ( 赤 ) (ページ16)

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次の日、仕事は順調に進み

みんな飲み会のためゾロゾロと居酒屋へ向かう

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小瀧『 A 〜はよ行こ』

｢はーい｣

『まって、俺のこと置いてかんといて』

小瀧『あ、しげ居ったん』

『ずっと居るわ』

小瀧『ちっちゃかったから』

『お前がでかいだけや』

なんて漫才のような２人の会話に少し笑つてしまう

そんな私に『笑うな』と言って大毅か頭をワシャワシャと撫でる

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居酒屋での席はくじ

生憎、大毅とは端と端の距離になってしまい

右隣には小瀧くん、左隣には違う部署の課長

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最初は拗ねてた大毅も

綺麗なお姉さんみたいな人が周りに多くて

鼻の下をこれでもかと伸ばして仲良さそうに話している

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正直、こういう飲み会はにがてだ

隣の課長は酔って私の肩に腕をまわしてきたり

それを小瀧くんがさらっと助けてくれたり

綺麗なお姉さんたちもベロベロ

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唯一話せる小瀧くんもお姉さんに捕まって

結局ひとり。

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とりあえず抜け出したくてトイレに向かう

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トイレでメイクを軽く直したり適当に携帯をいじったりしてると

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" 重岡くん可愛いよね〜 "

" 分かる。めっちゃ優しいし "

" モテ男って感じよね。結構好きかも "

なんて会話が聞こえてきた

大毅のことになるとやっぱり反応してしまう。

でも気付いてない振りをしてトイレを出た

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席に戻ると私の席に座ってる大毅

『 Aどこ言ってたん〜？？寂しかったんやけど〜』

なんてふわふわした口調で私を見てにっと笑う

… これ完全に酔ってる

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｢大毅、飲み過ぎ｣

と言って水を渡しても首をブンブンと横に振り、私の肩にもたれかかる

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さっき大毅のことを話してた人達は

私達を見て唖然としている

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『なあ、帰ろ？』

｢いや、帰ろって … まだみんな居るけど｣

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『 Aと２人っきりなられへんやん、嫌や』

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