-実況者- 【私が必要なんでしょ？】② (ページ14)

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『Aちゃん、仕事終わりに…ちょっとええかな？』

レトさん！？

「えっ！？あ、え！？」

店「なに～いるじゃない！もう上がっていいわよ(ﾊｰﾄ」

「ちがっ、え、」

『態々すみません～』

店「いいんですよ、イケメンさん！」

ノリノリな店長を尻目に私は着替えて、予定より早く上がることにした。

「店長本当にすみません～、お先に失礼します！」

店「全然、楽しんでね！お疲れ様！」

私とレトさんはぺこぺことしながら店をあとにした。

並んで歩く途中私は疑問に思い、レトさんに質問する。

「働いてるお店…知ってたんですね」

『うん～フジくんに聞いた～』

あーフジさんかぁ、確かによくお店に来てくれるもんなぁ

『お腹すいてる？』

「はい！ぺこぺこです！」

『んじゃ前の和食屋さんでいい？』

「やったー！早くいきましょう！」

私が小走りで先導すると、レトさん焦ったように待って～と言ってついてきた。

ｷﾞｭｯ

後ろから手首を捕まれた私は急停止して、追いかけてきたレトさんにぶつかる。

「あっ、ごめんなs…」

『もう～、危ないから走らんといて笑』

とけらけら笑いながら自然と手を繋ぐレトさん

「は、はい！」

『ほら、いこ？』

停止している私に優しく呼び掛け歩き出すレトさんは少しだけ私をドキッとさせた。