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【ドンドンドン！！】
扉を叩く音は鳴り止まないどころか激しさを増すばかりで、いい加減イライラしてきた。
どう考えても留守でしょうが、なんでそんな今日に限ってしつこい！！
はあ、とため息をつき、重い腰を上げて玄関の閂を開ける。
｢はい。どなたでしょう｣
戸を開けると、目の前には黒、黒、黒。
ギョッとして顔を上げると、見慣れた柱が5名、扉の前に立っている。
｢な？！どうして皆、一体何しに？！｣
｢おう水瀬！！なんだ、今日は派手に良い格好してやがるな！！｣
｢きゃー！！！Aちゃん、どうしたの？！とっても素敵で可愛くて、キュンキュンしちゃう！｣
｢こんにちは、Aちゃん。
その着物とっても似合ってて可愛らしいですねぇ、簪は紫陽花ですか？可愛い顔立ちのAちゃんにぴったりでとっても素敵です。｣
｢よもや！！水瀬、今日は随分と愛い格好をしているな！！思わず見とれてしまったぞ！！｣
｢うあ、え、あ、ありがとうございます…じゃなくて！ぅえ？！？！｣
何かみんなを怒らせるようなことをしたかしら、とウンウン唸っていたら、しのぶちゃんがふふ、と笑った。
可愛いな。
｢不安がるようなことはありませんよ、皆でAちゃんの屋敷に遊びに来ただけです。｣
｢ええ、何を企んでるんですか…｣
｢何も企んでねえよ、今日は派手に寒いからな、鍋の具材を買ってきてやったぞ、そりゃもう派手派手にな！！｣
見れば皆々が両手に沢山の紙袋を抱えている。
確かに中から鍋の材料が溢れんばかりにはみ出しているが、何故煉獄さんは溢れんばかりのサツマイモを紙袋に抱えているのだろう…
｢というわけでな！！！中に入れてくれるか！｣
｢ちょ、皆さん任務は！！｣
｢お前は馬鹿か。
昨日からの任務明けでここに来ているに決まっているだろう、少しは考えれば分かることだろうが。｣
｢ごもっともで…ってそうじゃなく！！なぜ皆さんがそんな貴重な休みを削ってわざわざ私なんかの屋敷に、｣
｢安心して、後で他の4人もくるからね、Aちゃん！！｣
何も安心できないよ蜜璃ちゃん…！
何に安心すればいいの？！
柱が全員ここに集合して鍋をつつくって何事？
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なーな - 初見です！ 完結お疲れ様でした！めちゃくちゃおもしろかったし感動で涙でしたっっっ!!! 素敵な小説をありがとうございました！ (2021年11月30日 15時) (
レス) @page45 id: 03957af64f (このIDを非表示/違反報告)
もちゃ - 泣いちゃったw (2021年1月25日 0時) (レス) id: b4bfec10e3 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎもち - 号泣しすぎて...う"う"う" (2021年1月20日 22時) (レス) id: 676d0f88d2 (このIDを非表示/違反報告)
さけふろ - 感動です！ (2021年1月11日 15時) (レス) id: c7bf1c88de (このIDを非表示/違反報告)
夢鸞 - 号泣です。素晴らしいお話、ありがとうございました。 (2020年11月29日 12時) (レス) id: 640116ca2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハナ | 作成日時：2019年9月30日 13時
