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「 ジャムが、入ってるの？ 」
「 そうそう、めっちゃ美味しいんすよ！ 」
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キラキラした笑顔で私を見る小瀧くん。
でも、頭の中はあの人でいっぱいだった。
自分がいかにジャムが好きかということを
キラキラとした笑顔で楽しそうに話をする彼の横顔が
走馬灯のように体中をかけ巡る。
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そういえば、と思って携帯の画面を覗いてみるけど
あの人からは電話もメールも着てない。
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なんとも言えない失望感。
あの人がいないなら私は何を糧に生きていけばいいの？
感覚が、完全に麻痺していた。
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「 そのクッキー、どこで売ってるの？ 」
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あぁ、駄目だ駄目だ。
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「 普通に、スーパーとかに売ってますよ！ 」
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それを買っても、なんの変化もないのに。
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「 そっか、ありがとう 」
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あの人が家に
来てくれる訳じゃないのに。
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期待して
裏切られて
悲しくなるのは私だけなのに。
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あの人は私のことなんて
全く眼中にないのに。
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帰りにスーパーに寄るルートを考えている自分が
酷く情けなく思えた。
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ちらっと、小瀧くんの方を覗き見る。
綺麗な顔してるなぁ。
ニコニコとした笑顔を浮かべ
既に違う話題に移っている小瀧くん。
私も小瀧くんみたいな人が好きだったら
こんな思いはしなくてよかったんだろうな。
そんなことを思っても
何にもならないのに。
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あぁ、ジャムの賞味期限。
あと3日だ。
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初(プロフ) - カジャさん» ありがとうございます！長くなりそうですが更新早くできるように頑張ります！ (2016年12月29日 18時) (
レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 更新頑張ってください。完結したら読みに行かせていただきます！ (2016年12月29日 11時) (レス) id: 59f95dacc4 (このIDを非表示/違反報告)
初(プロフ) - 小柚さん» ゆったん！ありがとう！（笑）頑張るね！ (2016年12月16日 18時) (レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
小柚(プロフ) - 展開楽しみ！！あ、ゆったんです（笑）更新頑張ってね！！ (2016年12月16日 17時) (レス) id: 8edbdd9245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初 x他1人 | 作成日時：2016年12月16日 16時
