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「 んーっ 」
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沢山の資料と散々睨み合い
ようやく本日の仕事が終わった。
体を伸ばし、はぁっと息を吐く。
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中間さんが人気なのは嬉しいけど
仕事が多すぎる。
とっくに日は沈み
時刻は０時を回っていた。
オフィスには私1人…
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「 先輩っ、お疲れ様です！ 」
「 あ、小瀧くん、お疲れ 」
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ではなかった。
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私の隣の隣のデスクに
後輩の男の子が長い脚を持て余して座っている。
片手にクッキーを持って
ロール式のイスで私の近くまで移動してくる。
こんな深夜にお菓子、太らないのかな。
しかし、彼に太る太らないなんて
関係ないのかもしれない。
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さらさら、というよりは
しっとりした髪質で、大きな身長に小さな顔。
くりくりの瞳に
常に絶やさない笑顔。
明るい性格で、話上手。
ここまで聞いてわかる通り
彼は社内でも相当モテる人材だ。
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強いて言うなら
仕事へのやる気が全くと言っていい程無く
いつもきゃっきゃと私に話しかけてくる。
この人、会社をなんだと思っているんだろう。
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「 ここ会社だよ？お菓子って… 」
「 えぇ〜、でもこれ美味しいですよ 」
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一応注意してみるも
反省の意図はまったく見られず
先輩も食べます？と聞かれるだけだった。
彼はこういう人なんだろうけど
流石に呆れてものも言えない。
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小瀧くんは私がお菓子に興味を持ったと思ったのか
ぺらぺらとお菓子について説明し始めた。
右から左へ受け流すように
小瀧くんの話を聞く。
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「 それで〜、中にみかんのジャムが入ってるんです！すごいでしょ？ 」
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そう言った彼の言葉が耳に入りこんだ途端、
無意識に体が固まった。
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初(プロフ) - カジャさん» ありがとうございます！長くなりそうですが更新早くできるように頑張ります！ (2016年12月29日 18時) (
レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 更新頑張ってください。完結したら読みに行かせていただきます！ (2016年12月29日 11時) (レス) id: 59f95dacc4 (このIDを非表示/違反報告)
初(プロフ) - 小柚さん» ゆったん！ありがとう！（笑）頑張るね！ (2016年12月16日 18時) (レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
小柚(プロフ) - 展開楽しみ！！あ、ゆったんです（笑）更新頑張ってね！！ (2016年12月16日 17時) (レス) id: 8edbdd9245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初 x他1人 | 作成日時：2016年12月16日 16時
