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「 …で 」
「 はい、訂正されたところ直してまた持ってきてください 」
「 いや、そうやなくて 」
「 …何か？ 」
．
大学を卒業してすぐ、
私は大手の出版社に内定が決まった。
今は主に小説などの文庫の編集者を務めている。
今、担当しているのは巷で話題の若手小説家。
処女作品では60万部を突破し
その辺のアイドル並みのルックスからも人気を得ている。
．
「 Aさん、今日の夜何してます？ 」
「 中間さんのお陰で私も忙しいで〜す 」
「 あはは、俺のせいかぁ 」
．
今日も雑誌の取材やテレビ出演のオファーが鳴り止まない。
それらに対応するのも
担当編集者である私の仕事だ。
" 期待の新人！中間淳太！ "
そんな風に言われる彼の編集者を勤めているというのは
意外と誇らしいものであったりする。
忙しいが、それなりにやりがいのある仕事だ。
．
「 えぇ〜、でもさ 」
「 はい 」
「 俺さ、今回も執筆頑張った訳やん？ 」
．
馴れ馴れしい。
編集者にタメ口を使う小説家なんているだろうか。
少なくとも私は初めてだ。
そんな思いをぐっと抑え
はいはいと受け流すように対応する。
．
「 そうですね 」
「 ご褒美とかさぁ 」
「 …私の後輩に可愛い子いますけど、紹介しましょうか 」
．
私の後輩の美樹ちゃん。
女の私も魅力的であると感じるほど
可愛らしいオーラを見に纏った女の子だ。
美樹ちゃん、彼氏欲しいって言ってたし
中間さんとのデートなんて喜んで引き受けるんじゃないかな。
．
しかし、いやいやいやと渋る中間さん。
何なんですか、と嫌な顔をすると
俺はさぁ
Aさんからご褒美欲しいんやん？
と、不敵な笑みを浮かべて言った。
ご褒美…とは？
．
嫌な予感しかしないまま
中間さんに手を引かれ外へ連れだされた。
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初(プロフ) - カジャさん» ありがとうございます！長くなりそうですが更新早くできるように頑張ります！ (2016年12月29日 18時) (
レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 更新頑張ってください。完結したら読みに行かせていただきます！ (2016年12月29日 11時) (レス) id: 59f95dacc4 (このIDを非表示/違反報告)
初(プロフ) - 小柚さん» ゆったん！ありがとう！（笑）頑張るね！ (2016年12月16日 18時) (レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
小柚(プロフ) - 展開楽しみ！！あ、ゆったんです（笑）更新頑張ってね！！ (2016年12月16日 17時) (レス) id: 8edbdd9245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初 x他1人 | 作成日時：2016年12月16日 16時
