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美樹が、この曜日のこの時間
作家との打ち合わせで会社にいることは前々から知っていた。
それを利用、と言ったら人聞きが悪いけど。
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俺はただ意味もなく構ってくるこいつが鬱陶しくて
A先輩に変な勘違いをされるのも嫌で。
だから、美樹に先輩との仲を誤解させよう。
そう考えた。
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先輩を巻き込むのは良くないとも思ったけど
美樹を極限まで追い込むにはこの方法しか思いつかなかった。
我ながら、酷く最低な人間だと思う。
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ラッキーなことに
困ってる先輩を見つけ作戦を変えた。
本来は、先輩に事情を説明して
作戦に協力してもらおうと思っていた。
だが、先輩の家の鍵を手に入れた今
そんな面倒なことは必要なかった。
俺はわざと美樹が来る時間に、先輩に鍵を返した。
案の定というか、俺の計画通り
美樹は血相を変えてその場を出て行った。
その後の告白は、なんというか成り行きというか。
今言わないと後はない、そう思った。
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そうしたら……
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そこまで語る彼の横顔は、今まで見た事もない程
彼を知る人物が
ぱっと見ても誰かわからないんじゃないかという程
彼の魅力を封じ込めた
今にも儚く散ってしまいそうな孤独な雰囲気を纏っていた。
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初(プロフ) - カジャさん» ありがとうございます！長くなりそうですが更新早くできるように頑張ります！ (2016年12月29日 18時) (
レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 更新頑張ってください。完結したら読みに行かせていただきます！ (2016年12月29日 11時) (レス) id: 59f95dacc4 (このIDを非表示/違反報告)
初(プロフ) - 小柚さん» ゆったん！ありがとう！（笑）頑張るね！ (2016年12月16日 18時) (レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
小柚(プロフ) - 展開楽しみ！！あ、ゆったんです（笑）更新頑張ってね！！ (2016年12月16日 17時) (レス) id: 8edbdd9245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初 x他1人 | 作成日時：2016年12月16日 16時
