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「 望くんっ！ 」
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はっきり言って、俺はこいつが苦手や。
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同期で同い年の早瀬美樹。
可愛らしいルックスに甘い声は
俺以外の男性からはかなりの好評化。
しかし、もう一度言うが俺はこいつが苦手。
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今日も短いスカートを揺らし
肩をすくませ首を傾げる。
普通の男なら、こんなことをされたらイチコロなんやろうな。
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無視に近い形で
俺は彼女の声を聞こえない振りをする。
どうしよう、A先輩のところに行こうか。
しかし、彼女はまた中間さんとの打ち合わせで不在。
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嫌々、給油室に移動し、やかんにお湯を沸かす。
俺専用の白いシンプルなマグカップを手に取り
珈琲の粉を注いだ。
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「 ねぇ〜、望くんってば 」
「 …名前で呼んでええとか言ってへんし 」
「 もう、そんなに冷たくしないでよぉ 」
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俺の腕に自らの腕を絡ませ、頬を俺に擦り寄せる。
あぁ、もうやめろやめろ。
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そういうの、A先輩しか受け付けへん。
って言っても彼女は俺に全く無関心やけど。
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しばらく前までは正直
女取っ替え引っ替えの生活を送っていた。
でも、A先輩に出会って他の女など目に入らなくなった。
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「 私の気持ち、気づいてるんでしょ？ 」
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上目遣いで俺を見上げる。
それは、男を落とす時の口説き文句か？
先輩にしか興味のない俺にとって
この女は最高に鬱陶しかった。
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初(プロフ) - カジャさん» ありがとうございます！長くなりそうですが更新早くできるように頑張ります！ (2016年12月29日 18時) (
レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 更新頑張ってください。完結したら読みに行かせていただきます！ (2016年12月29日 11時) (レス) id: 59f95dacc4 (このIDを非表示/違反報告)
初(プロフ) - 小柚さん» ゆったん！ありがとう！（笑）頑張るね！ (2016年12月16日 18時) (レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
小柚(プロフ) - 展開楽しみ！！あ、ゆったんです（笑）更新頑張ってね！！ (2016年12月16日 17時) (レス) id: 8edbdd9245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初 x他1人 | 作成日時：2016年12月16日 16時
