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．
「 彼氏おるとか、聞いてへん 」
「 彼氏じゃ、ないです 」
私をじっと見据え
決して目を逸らさない中間さん。
そんな中間さんを、私も負けじと見つめ返す。
．
彼氏じゃない。
そんな関係じゃない。
それは、確かなことだ。
しかし、何度そう言っても
中間さんの目には明らか疑いの色が映されていた。
．
「 …ほんま？ 」
「 はい 」
「 じゃあ、それなんなん？ 」
．
私の首筋を指差し
ほれみ、と言わんばかりの顔をする中間さん。
なんて言えばいいのか、わからなかった。
．
好きな人です。
そんな純粋なもの？
付き合ってもいないのに。
軽い女だと思われるのだろうか。
．
中間さんに私自身をそう思われることより
重岡くんとの関係を悪い風に思われるのが嫌だった。
周りから見れば、ただの都合の良い女でも
私にとってその関係は何よりも大切なものだった。
．
重岡くんには好きな人がいる。
しかも、その好きな人は私の親友。
もし、彼が普通の感性を持つ人間なら
私と会うことなど断固として拒むはずだ。
しかし、彼はそうはしない。
．
ただ、重岡くんの寂しさを埋める道具であっても
ただ、重岡くんの暇潰しの都合の良い女であっても
ただ、重岡くんの我慢のはけ口であっても
重岡くんが、私をなんとも思っていなくても
．
私は、彼の隣にいたい。
．
だから、今の関係を壊す訳にはいかないのだ。
．
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初(プロフ) - カジャさん» ありがとうございます！長くなりそうですが更新早くできるように頑張ります！ (2016年12月29日 18時) (
レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 更新頑張ってください。完結したら読みに行かせていただきます！ (2016年12月29日 11時) (レス) id: 59f95dacc4 (このIDを非表示/違反報告)
初(プロフ) - 小柚さん» ゆったん！ありがとう！（笑）頑張るね！ (2016年12月16日 18時) (レス) id: 96a74a2a13 (このIDを非表示/違反報告)
小柚(プロフ) - 展開楽しみ！！あ、ゆったんです（笑）更新頑張ってね！！ (2016年12月16日 17時) (レス) id: 8edbdd9245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初 x他1人 | 作成日時：2016年12月16日 16時
