初めまして。 ページ2
【Sibe you】
『ここが中目黒...!』
私関本AはLファンで、いつか行ってみたいと思っていた所が そう、中目黒。
成人するまでは地元で暮らせと言われ、ここまで我慢してきた。
念願の聖地巡礼(?)ができ、嬉しくて家族に報告しようとすると前から歩いてきたグループの1人とぶつかってしりもちをついてしまった。
『っ、す、すみません!』
「うわっ!すみません!怪我、無いですか?」
私の前方不注意でぶつかったのにも関わらず、相手の方は手を差し伸べて私を立ち上がらせてくれた。
『あ、無いです、すみません』
どこかで聞いたことのある声に疑問を抱きながら再度謝罪をし顔を上げると
『りゅ、竜太くん!?』
そこには私のLDH内最推しの日高竜太くんが居た。
「お、知ってくれてるんですか!嬉し!」
『当たり前じゃないですか!武者修行で私の地元来てくださった時から大好きです!!』
思わず一目惚れをしたことを告白してしまった、迷惑だと思ってないだろうか...
「おぉ!そんな前から知ってくれてたんですか、ありがとうございます(照)」
ライブには行ってはいたものの、こんなにも間近で見れることが無いので感極まってしまった。
『うっ...』
「えぇ!?大丈夫ですか?やっぱりどっか怪我したんじゃ...」
涙で視界が歪む中、竜太くんの心配そうな表情を見て手でゴシゴシと涙を拭っていると
「ちょ、目腫れますよ」
竜太くんが持っていたポケットティッシュを差し出して涙を拭くよう促してくれた。
『すみませ...泣くつもり無かった、ですけど...』
「本当に大丈夫ですか?怪我してるなら応急処置とか...」
これ以上迷惑をかけられないので涙を拭いながらその場を離れようとすると、竜太くんに腕を掴まれた。
『ぇ、なん、ですか...?』
「未来ー!俺ちょっと抜ける!あとで連絡する!」
未来「りょーかーい」
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作者名:Re:on | 作成日時:2021年7月24日 0時