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そういえば今日から自分の家に…






いつもそのまま烏養さんの家に帰っていた









やっぱりなんか少し寂しい








西「悪ぃ!行こう!」







着替えや、帰る支度を終わらせた夕がそう言った









散々冷やかされても、夕は笑ってるだけだった







昔から思う







私もこれだけ強かったらなって








その上すぐ表に出ちゃうし、わかりやすいみたいだし









西「そんなシケたツラすんな!




母ちゃんがとびっきりの飯用意してくれてるから、早く帰るぞー!」









夕はそう言って両手を空にあげた









自然と、私は夕の家でご飯をもらう方向に









「夕、ありがとう」









夕には感謝しきれないよ







すると夕はあからさまな顔をした









西「らしくねー…




で、まあ、菅さんとか影山と話できたか」









自分の事を言われるのが嫌なのか、照れくさいのか







話題を変えるようにそう言った









「最後夕が変な事言ったせいで、菅原さんはちょっと不機嫌だったけど。





影山くんとはちゃんと話できたかな」









最後はお互い笑っていた






きっとちゃんと話せたし、空気も悪くなかった









西「菅さんはAの事超好きだからなー




まあドンマイ!頑張れ!」








そう言ってまた大きく笑ってた







私は呆れて思わずため息が出た









まあ菅原さんもすぐ理解してくれて優しい人だから良いけどね









西「けど、何するかわかんねぇから気を付けるんだぞ」









ゲラゲラ笑っていたかと思えば、少し気まずそうに小さくそう言った

















「何かあったら嫌???」








からかってそう聞くと、夕はわかりやすいくらいに動揺し始めた









西「…は!…いや!違え!!!!」








その反応に思わず笑みがこぼれる









あ〜あ、愛されてる




愛されすぎてるよ









「大好きだよ」







こんなに恵まれてていいのかな









西「うるせえ」








夕は相変わらず掴めないまま






だけど今はわかりやすい









これからもずっと






恋人らしくない、家族みたいな存在だけど








よろしくね。夕。








私はなんとなく、からかいも込めていつも出来ないことをしてみた








頬にキス








すると夕は私の体を押して無理矢理剥がした









西「……」








街灯で照らされてわかる





真っ赤






…*

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PUPU(プロフ) - えるるるるさん» 数々の素敵なお言葉(T_T)そんな大層なものではございません…ですが、貴方にこれだけ響いたなら書いてよかったなと思います(T_T)こちらこそ読んでくださりありがとうございます!!! (2022年5月2日 14時) (レス) id: 9f3805026a (このIDを非表示/違反報告)
えるるるる(プロフ) - 過去の名作からここまで辿り着きました。大好きです。ここだけの、特別な、凄い小説だと思いました。まさしく名作。称賛しかない。出会わせてくれてありがとう (2022年4月18日 23時) (レス) @page1 id: 80c508f955 (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - りりさん» そのようなお言葉を頂き震えが止まりません…!!そのように深くまで読んでいただきありがとうございます(泣)次回のお話もそう言って貰えるよう頑張ります…! (2021年1月1日 17時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - オチが西谷なのわかっていても、途中から影山なのでは無いかと思うくらいオチがわからなかったです、でもそう思えたのも初めてでした。だからこそ読んでて楽しかったです!また機会があればノヤの作品また書いてください!笑笑 (2020年12月31日 10時) (レス) id: 64ded97faf (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 自分でも占ツク史上初と言っていいほど見入ってしまいました。本にあるような本を読んでいるような気持ちになり、ここまで熱中して読んだのは、初めてでした!ノヤが推しなのでこの作品は最高でした! (2020年12月31日 10時) (レス) id: 64ded97faf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PUPU | 作成日時:2019年2月11日 13時

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