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言えないも何も…
言う気が無かったのかも
｢言ったら、余計に思い出が欲しいって思っちゃうし｣
大きな思い出なんて作ったら、ね。
このまま静かに立ち去る……
前の私ならこんなに考えなくてもそれが出来たんだろうな…
友くんと目が合うとまた優しく微笑まれる
友｢いいじゃん、思い出
そのための文化祭もあるんだから｣
友くんの考えはいつも前向きに思わせてくれる
ポジティブ。
｢…そうだね｣
私の最後の思い出はきっと文化祭
辛くなるから作らないんじゃない
もう何をしてもどう足掻いても、辛いものは辛い
だったらいつも通り楽しくいかないと…
｢いつもと変わらず楽しく｣
私が少し前向きに言ったからか、友くんは微笑みながら頷いてくれた
.
友｢じゃ、またね。｣
お弁当を教室において、友くんとも別れる
そして今朝夜久くんに言われた研磨くんとの待ち合わせの場所へ向かう
……今日も…毎日実行委員は作業してるんだなぁ
また何か集まっているみたい。
待ち合わせの場所が体育館に近くて、人もたくさん通る
特に実行委員が何かをやってるから最近はたくさん。
ぱっと見て、表側に研磨くんの姿は無い
でも壁の裏側を見ると、座って携帯を弄っている研磨くんの姿が見えた
私の姿に気付くと猫のようにあくびをしながら伸びをし始めた
｢おまたせ…｣
…研磨くん…体調良さそう……
良かった……
すると何かを感じたのか研磨くんは面倒くさそうな顔をしていた
『あ、研磨』
その声に、私たちは座ったまま声のする方に顔を向けた
そこにはこちらをのぞき込む、夜久くんと黒尾くんがいた
また一瞬目が合ったけど気まずくて、お互い何も言わず逸らした
夜｢なんでそっち側にいるんだ？｣
孤｢人が通るから｣
二人は会話し始めるものの、私は目のやり場に困っていた
でも今から仕事があるからか彼らはすぐに行ってしまった
……………………
孤｢…何……あの感じ｣
研磨くんの声に顔を上げるとこちらをじっと見ていて思わず顔を逸らした
孤｢…昨日、何かあったの｣
研磨くんの前では何故か弱くなってしまう
大きく胸が跳ねると同時に苦しくなった
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PUPU(プロフ) - は る くさん» 更新遅くて申し訳ないです(´；ω；｀)そして嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2020年5月26日 21時) (
レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - ノンストップで読んじゃいました。。。続き楽しみにしてます！！！ (2020年5月23日 16時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - redstarm53さん» 少しでもそう感じてもらえてるなら良かったです！ありがとうございますm(_ _)m (2020年5月21日 10時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
redstarm53(プロフ) - むちゃくちゃドキドキして、すごく焦ったくて、めっちゃ青春って感じです！！！続きをいつも楽しみにしています。更新ありがとうございます！ (2020年5月21日 0時) (レス) id: cfdf260033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PUPU | 作成日時：2020年5月5日 11時
