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彼はコソコソと小さな声で私にそう聞いてきた
｢…え？｣
大きく嫌な感じに胸が跳ねる
『…だから！後ろの！黒尾と佐々木！ずっと日直やってる……』
私は慌てて笑顔を作った
今まで変な反応してなかった？大丈夫だった？
『…そういえばAちゃんも……』
彼は少し悩んでから、またまっすぐ私を見つめた
耳元で話していたからか、無駄に顔が近い
『…良かった♡』
その近い距離のまま彼はニッコリと微笑んでそう呟くと、ちょうど先生の声が教室に響いた
未だ心臓がバクバクしている
………黒尾くん、友くん…2人と同じように視線が一瞬下に……
…いや、気のせい。
意識しすぎなんだ私は…
夜久くんの言葉を考えすぎてるのかな…
.
『じゃあよろしくなー、黒尾、佐々木』
担任の授業の時間、先生がそう言うと教室にはざわつきや笑い声に包まれた
先生は面倒くさくなったらしく、文化祭の日まで二人に日直を任せたらしい
実行委員も二人に任せているから、色々と面倒くさいらしい
その授業が終わると、すぐに彼がやって来る
…少し慣れた
『…ずっとだって！やっぱりくっつきそうじゃない？』
でも、話題は慣れなくて昨日の今日だから余計に反応しづらい気もした
おかしいのは分かってる
お似合いなのも、良い感じなのも分かってるのに。
どうしてか少し胸が締め付けられる
『…聞いてる…！？』
彼も小声で話すのが楽しそうで、私はつられるように笑ってしまった
.
『待ちたまえ』
友｢…何？｣
お昼ご飯になって、私は何故か彼に肩を掴まれている
友｢面倒臭いから無視しよう｣
『…ちょ！』
友くんは私の腕を引っ張って、その場をすぐに回避した
友くんは夜久くんみたいだな。
昨日と同じ場所に行って二人して弁当箱を開く
友｢昨日大丈夫だった？｣
早速話題は昨日のこと。
｢うん。友くんが帰って少ししたら夜久くん達が来てくれたから｣
時間を潰してくれたおかげで長い時間待っていたという感覚はあまりなかった
友｢…言えた？｣
空気の変わりようが私にも分かる
私が首を横に振ると友くんは力無く優しく微笑んでまた声を掛けてくれた
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PUPU(プロフ) - は る くさん» 更新遅くて申し訳ないです(´；ω；｀)そして嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2020年5月26日 21時) (
レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - ノンストップで読んじゃいました。。。続き楽しみにしてます！！！ (2020年5月23日 16時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - redstarm53さん» 少しでもそう感じてもらえてるなら良かったです！ありがとうございますm(_ _)m (2020年5月21日 10時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
redstarm53(プロフ) - むちゃくちゃドキドキして、すごく焦ったくて、めっちゃ青春って感じです！！！続きをいつも楽しみにしています。更新ありがとうございます！ (2020年5月21日 0時) (レス) id: cfdf260033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PUPU | 作成日時：2020年5月5日 11時
