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翌日
第1試合は女子の海南vs三浦台
第2試合が陵南vs翔陽
第3試合に男子の湘北vs武里
第4試合に海南vs陵南
そして毎日定番、お兄ちゃんと朝ご飯。
「お兄ちゃん、いよいようちとだね」
「あぁ。まぁ変わらんだろ」
「さすがお兄ちゃん」
「Aは翔陽か」
「うん」
「先週、うちの女子が64対58で勝ったって言ってたな」
「結構苦戦したんだね。荒木出てたの？」
「出てなかったと思うな。香川が言ってた」
「あーキャプテンの。お兄ちゃん仲良いの？」
「まぁ3年間同じクラスだしな」
「よく話すの？」
「席隣だしな」
「香川さんて可愛い？」
「さぁ、普通じゃないか…何だその顔は」
口元が緩んでいた。
「えー、だってお兄ちゃんに彼女できたらどうしよっかなーって」
「前にも言ったが俺はバスケだけで十分だ。
誰とも付き合わないぞ？」
「一生独身じゃん。えー、お兄ちゃんの子どもと私の子どもで一緒にバスケさせたかったのに」
「残念だったな」
「えー、お兄ちゃんどんな人がタイプなの？」
「お前なぁ、今日決勝リーグだぞ」
「何、緊張してるの？」
「してない。必要以上には
お前は緊張感に欠けている。ある程度は持った方がいい」
「私は切り替え得意だし。
ねー教えてよ〜、私のお義姉ちゃんになる人だよ
タイプだけでも教えてよー」
洗面所で並んで歯磨きしてる時もしつこく聞いた。
「教えてよ、お兄ちゃんのけち」
「準備終わったか？置いていくぞ」
「終わってるから置いていかないで、
ねー、教えてよー。やっぱカワイイ系がいい？」
「…」
先に玄関の外に出てしまったお兄ちゃん。
「待ってよ」
私が出た頃には少し歩き始めていたお兄ちゃん。
だから少し走って追いつこうとしたら、
「余計なところで走るな」
って怒られた。
「置いていくのが悪いんじゃん。」
私が拗ねると、ため息をついて、
「はぁ、まぁ可愛いか綺麗かはどっちでもいい。
大切なのは中身だが、見た目がいい方がいい
だが俺の目は肥えてるから可愛いとか綺麗とかそう思える人がない。妹を毎日見て育ったせいでな」
「え？私のせい？」
「あぁ」
「てことは私より可愛くないとダメってこと？」
「超えなくてもいいがそのくらいじゃないとな」
「え、お兄ちゃん私の事そんなに可愛いと思ってたの？(引」
「…だから言いたくなかったんだ」
え、ちょっと照れてて可愛い…笑
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作者名：なおお | 作成日時：2021年3月20日 13時
