無限列車 ページ15
胡蝶はすぐ鴉を飛ばした。
Aの方をニコニコと見ながら。
「Aさん。煉獄さんとはどうですか？」
「…どう、とは」
「恋仲になりましたか？」
「…………」
無言を貫くA。
炭治郎の視線が痛いよ！
「お似合いだと思うんですけどね〜」
「………私などには勿体ないお方です」
「そんなことないぞ！Aは自慢の妹だ！」
「……うん、ありがとう」
どこかずれている炭治郎を引っ張ってAは退出した。
任務に出ているから返事が遅いと言われたが…意外に早く鴉が戻ってきた。
それは煉獄からで、任務のため無限列車という列車に乗り込んでいるらしい。丁度近くの駅に停まるという事で炭治郎たちは煉獄に合流するために蝶屋敷を出ることになった。
「……私も？」
「煉獄さんが喜ぶぞ！それに、禰豆子とも行けるし！」
それに同意するように箱の中からカリカリと音がする。
「……うん。禰豆子、たまには一緒に行こうか」
「むー！」
小さく聞こえた声に顔を綻ばせるAだった。
「皆さんお達者で！」と女の子たちの見送りを受け、四人は歩きだす。
雨宮にはこれから無限列車に乗ること、数日帰れない事などを手紙にしたため、睡蓮に届けてもらった。
町中を抜け駅を目指す。
「何だあの生き物はー！！ 」
停車していた汽車を見て伊之助が叫んだ。
Aも初めての汽車に見とれていた。
「こいつはアレだぜ…この土地の主…この土地を統べるもの…」
伊之助が震えながら呟く。
炭治郎は炭治郎でキリッとしながら、
「こら伊之助。この土地の守り神かもしれないだろう」
と言っている。
「いや汽車だって言ってるじゃんか。列車わかる？乗り物なの。人を運ぶ。……え、Aちゃん、俺の言うことおかしい！？」
「……間違ってない。でも私達、見るのも乗るのも初めてだから」
善逸のすがるような視線にAは静かに答えた。
「まぁ、珍しいのほわかるけどさ…」
「………お供え物、どこで買おう」
「Aちゃん！？駄目だこの子も毒されてる！」
するといきなり伊之助が汽車に突進した。
すぐに駅員がやってくる。
四人は帯刀しているので、警察を呼ばれそうになった。
「政府公認の組織じゃないからな、俺達鬼殺隊。堂々と刀持って歩けないんだよ、ホントは。鬼がどうのこうの言っても中々信じて貰えんし混乱するだろ」
「…理不尽」
「一生懸命頑張ってるのに…」
「そこ、そっくり同じ顔で言わないで！？」
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ゆり(プロフ) - あの…舐めるとか刺激が強すぎるので※付けてもらえませんか… (2021年8月14日 2時) (
レス) id: 3faa843c0c (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - ohyutayaさん» 言いました！しかし本人は言った瞬間気付いておりません(^-^) (2021年8月8日 17時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ohyutaya(プロフ) - 私の煉獄さんってサラッとすごいこと言いましたね (2021年8月8日 17時) (レス) id: a99629f64d (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 晴琉-haru-さん» ありがとうございます(^-^)更新頑張って煉獄さんへの愛をぶつけていきますので、よろしくお願いします！ (2021年8月5日 9時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 空さん» ありがとうございます！夢主ちゃんにはいつでも瞬時に反応する煉獄さんです！ (2021年8月5日 9時) (レス) id: 9d2f0b0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫音
| 作成日時：2021年7月17日 16時
