10.長く続く説教 ページ13
士郎「だから、Aはそういうところを………」
A「………………」
士郎「それに、そういうのは良くないと………」
A「………………」
士郎「…………A、ちゃんと聞いてる？」
A「ｱ､ﾊｲ､ﾁｬﾝﾄｷｲﾃﾏｽ」
士郎「じゃあ、話を戻すけど………」
こうなったのは30分くらい前
〜30分くらい前〜
A「………！」
目が覚めると私の部屋があった
A「………どうして私の部屋に？」
ガチャ(ドアを開ける音)
アツヤ「あ、A起きたのか。」
急にドアを開ける音が聞こえたと思ったらアツヤ兄さんが入ってきた。
A「うん、起きた………っていうか『起きたのか』じゃないでしょ！どうしてノックしなかったの？」
アツヤ「いや、それはAが寝てると思って……」
アツヤ「それより、兄貴がリビングで待ってるぞ。」
A「え？」
アツヤ「まさか、忘れたのか？今日の仮入部の事。」
A「あ………」
A(そうだった……今日の仮入部の時に我を忘れて、全力で技を使ったら倒れたんだ……)
アツヤ「………ということで、すぐに行った方が良いぞ。」
A「でも、アツヤ兄さんは怒らないの？」
あの時、アツヤ兄さんも止めてくれていた。
アツヤ「だって面倒くせぇし」
アツヤ「それに、兄貴の説教は長いだろ？」
A「あ………なるほど………」
アツヤ兄さんの言うとおり、士郎兄さんの説教は長い…………今まで短かった時間は1時間くらいだ。
アツヤ「じゃ、改めて行ってらー。」(作者:『行ってらー』は『行ってらっしゃい』みたいな感じです。アツヤってこんな事言うのか？)
A「はぁい……」
そして、今に至る。
士郎「で、だから………」
A「………………」
士郎「………分かる？」
A「ﾊｲ､ﾜｶﾘﾏｽ」
士郎「分かってるなら………」
〜2時間経過〜
士郎「つまり………」
A「………………」
〜1時間経過〜
士郎「アツヤもだけど、そういうのは………」
A「………………」
士郎「………あ、もう8時か………」
士郎「じゃあ、これくらいにして………疲れてると思うからすぐに寝てね。」
A「ﾊｲ…」
A(私が疲れてると思うなら怒らないで！？優しさだと思うけど！)
〜自分の部屋〜
A「疲れたぁ…………」
A「すぐに寝よう……」
次のお話へ……
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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作者名：ふみる | 作成日時：2023年3月28日 15時
