〜蝙蝠に恋した龍〜賢者の石 Ⅰ (ページ32)

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31 ロンとドラコページ32

しばらくしてまたハリー達のコンパートに来客が来た

彼はドラコ・マルフォイと名乗った

一目見て育ちが良いのがわかる

ドラ「君がハリー・ポッターかい？」

ハリ「あーうん。そうだよ…」

ドラ「そっちの赤毛の子は知ってる。ウィーズリーだな？
父上が言っていた」

ロン「僕も君のことパパから聞いてる。純血主義者のマルフォイって」

ロンの発言にドラコは肩をすくめた

ドラ「まぁ、それはあっているが僕はそんな事どうでも良いんだ。

むしろ差別する人間は嫌いだね」

ドラコの言葉にロンは開いた口が塞がらなかった

聞いていたマルフォイ家の印象とは随分違ったからだ

ドラ「ハリー・ポッター。良ければ僕とも友人にならないか？」

ハリ「え？あ、うん！！もちろん良いよ！！」

二人が握手を交わすのを、ロンは呆気に取られながら見ていた

ロン「なんか君、変わってるね」

ドラコに対してロンが言うと、彼は少しだけ笑みを浮かべる

ドラ「まぁね…父上とは少し違うって良く言われるんだ。

でも昔合った人に言われたんだ・・・

"純血だから偉いって訳じゃない、その人が何をしたかで決まるんだ。

それに私はたかが魔法が使えるってだけで自分が特別だとは思っていない

マグルも私達も同じ人間なんだ"ってね

それに今では魔法界の半分以上はマグル生まれや混血で形成されているんだ……

だからそんな考えは早くなくなって認め合わなきゃ」