〜蝙蝠に恋した龍〜賢者の石 Ⅰ (ページ23)

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22 前夜ページ23

閻魔との手合わせから時が経ち、Aはそれ以降から閻魔の技を習得しようと残り１年修行に励んだ

１年というのはあっという間で明日にはイギリスへ発たなければならなかった

その日の夜Aは中々寝付けなかった

『(少し体を動かすか・・・)』

Aは軽く稽古をする為に合気道用の道着に身を包み、指輪を指にはめ、部屋をでた

向かう先はいつもの稽古場

稽古場に着き指輪から"閻羅王"を召喚させた

この指輪は玲子が作って貰った品物で刀を使用しない時は指輪に収めている

これはセブルスも持っていた

どちらも模様がアンティーク風になっていて蓮と葵にはペアリングと言われからかわれていた

『さて、やるか・・・』

Aは刀を振り上げ一つ一つ技を舞うように出していった

一通り出し終えると息をつくと・・・

？？「A、、」

不意に名前を呼ばれ振り返るとそこにいたのはセブルスだった

セブ「こんな時間にどうしたんだ？」

『寝むれなくてね。
もう戻ろうとしていたんだ』

セブ「・・・そうか」

2人は並んで屋敷へと足を進めた

『セブルス、一つ聞いてもいいか？』

Aは足を止め真っ直ぐセブルスを見つめた

セブ「なんだ？」

『君は私の一族について何を知っている？』