〜蝙蝠に恋した龍〜賢者の石 Ⅰ (ページ18)

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17 閻羅王とクラウ・ソラスの剣ページ18

吹雪と玲子以外「「なんだって！！？」」

玲子「もう何千年も前の武器よ・・・あれには流石の私でも"手こずった"わ」

玲子が悔しそうにそして楽しい思い出を思い出したかの様に説明した

吹雪「それがこちらです」

吹雪がそう言いながら箱を2つ取り出し2人の前に出した

セブルスとAは箱を開け中身を取り出した

吹雪「セブルスさんが持っている剣が"クラウ・ソラスの剣"。

この剣は"不敗の剣"と呼ばれており、ケルト神話のダーナ神族の王、ヌァザ・アガートラームの持つ魔剣だと言われております。

この剣から出る斬撃は狙ったものは外さないそうです。

炎術式を使っているセブルスさんが使えば威力は倍になると思います。」

セブルスは吹雪の話しを聞きながら漆黒の剣を眺めていた

吹雪「そしてAさんが持っている刀が"閻羅王"

この刀は地獄の王閻魔の力が宿った刀です。稽古を詰めば閻魔の技も使える可能性もあります。

強さは最恐の鬼、大嶽丸も簡単に倒すことができます。

ですが少々厄介なことがあるのですが・・・」

吹雪はこの先の事を伝えようか迷っていた

『・・・妖刀ですね。それもかなり強力なものの』

刀身は血を浴びたように赤く染まっていた

まるで大勢の人を斬り刻んできたかのように・・・

玲子「A、この刀を知っているの？」

『いえ、今初めて知りました。

ですが、私が持っている"時雨"よりも格が違う。

"時雨"も業物ですがこれは大業物です』

？？「貴方、"時雨"を知っているのですか？」

突如、低い声が響くと同時に道服を着た白銀の髪の男が目の前に立っていた

『え？あ、あぁ。知っている・・・』

？？「そうですか、、、って貴方は玲子！！何でこんな所にいるんですか！？」

その男は玲子を見ると驚き声を上げた

玲子「あら、閻魔久しぶりね。
ここは私の家なのよ？ここに居て当たり前じゃない」

閻魔と呼ばれた男と玲子以外の5人は開いた口が塞がらなかった

『し、師範。この男と知り合い何ですか？』

玲子「知り合いっちゃ、知り合いよ。さっき行ったでしょ？手こずったって」

蓮「え、えーっと、この方と戦ったことがあるんですか？」