〜蝙蝠に恋した龍〜賢者の石 Ⅰ (ページ11)

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10 力が欲しかったページ11

セブ「あれはお前のせいじゃない。だから自分を責めるな」

『いや、あれは私のせいだ。もっと早く罠だと気づけばみんなは、シオは死なずに済んだ』

Aはそう言い唇を噛んだ

『今の私では誰も守れない。もっと力をつける必要がある。
みんなを守るために・・・』

アル「・・・わかった」

『ありがとうございます。11年後にはここへ戻ってきます』

アル「そうか・・・二人共すまなかった。今日は泊まっていきなさい」

セブ「いえ、行くところがあるので遠慮させて頂きます」

『・・・私も調べなきゃいけないことがある』

2人はそう言うと部屋を出て行った

セブ「A、大丈夫か？」

『・・・あぁ』

セブ「私は今から行くところがある。お前も一緒に来い」

『私も？・・・ってちょっと待て！！』

セブルスはAの腕を半ば強引に引っ張りはや足で城の外へ出て"姿現し"である場所へ向かった

＿＿＿＿＿セブルスSide

Aがあんなに取り乱したのを見たのは久しぶりだった

＿＿＿＿みんなを守るために

恐らくAは自分自身はその中に入れていないだろう

リリー達の死を告げられた彼女はきっと一人になりたかっただろうが私はそれを許さなかった

彼女を一人にしたら何処か遠くへ行ってしまいそうだったから

A、頼むからもう無茶はしないでくれ。

お前が傷つくのはもう見たくないんだ・・・