契約しようや

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シャワーを浴びて、広ーいバスタブに浸かってなんかぼーっとしてた。









今日は色々あったなあとか









これからどうなっちゃうんだろうとか









紫耀ってかっこいいなあとか









ないないそんなことないって自分に言い聞かせてみたりとか。









そんな感じで気付いたら相当時間経ってたと思う。わかんないけど。









お風呂から上がって、タオルで拭いて、持ってきた服着て、廊下に出た。









リビングに戻るだけなのに、広すぎて迷子になっちゃいそう…。









何とか迷子にならずにリビングに着いて、ドアを開けるとふわーっと香るいい匂い。









「 いい匂い。」









『 あ、やっと戻ってきた〜！！



俺なAに食べてもらいたくて朝ご飯作ってん！！ 』









ほら見て！！なんて背中を押されてテーブルに連れてかれる。









「 うわ、すごっ 」









『 すごいやろ〜！』









「 なんかドヤ顔むかつく〜(笑)」









『 へへーん！！』









テーブルには、トーストにハムにスクランブルエッグに、サラダにおしゃれにフルーツなんか切っちゃって。









「 料理…、できるんだね 」









『 まあ、ちょっとならできるで！



あ、、今意外とか思ったやろ〜！！！！』









「 思ってないしー。



まあ、ちょっと思ったけど？(笑)」









『 やっぱ思ったんやん！』









「 いいじゃーん！



てか早く食べたいんだけど！」









『 まあしゃあなし許したるわ！



そうやな、食べようか。』









さっとあたしの座る椅子をひいてくれて、座らせてくれる彼は何者なんだろう、とか思っちゃって。









『 ほら食べるで！！』









「 あ、うん。」









『 いっただっきまーす』









元気よくいただきます言ってる、紫耀が何だか可愛くて、それにおかしくて。









「 プッッッ！」









『 何笑ってんねん！(笑)』









「 いや、何でもない(笑)」









『 何もないて笑ってるやん！』









「 何にもないの〜！！



いただきまーす」









『 もう、何やねん！』









この時間が楽しくて、永遠に続ければいいなあなんて思った。









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