未来がみえる少女 弐 【鬼滅の刃】

第漆拾話 ページ24

.


〜蝶屋敷〜



「ごめんくださいませー」



「ごめ……全然誰も出て来ねぇわ」



隠の人の声に反応して出で来る人はいなかった
そして四人は誰か居ないか庭の方へ回ることにした



「お前自分で歩けよな」



「貴女の方は怪我が酷いから良いけど……」



炭治郎「すみません、ほんともう体中痛くて痛くて……」



A「おぶってくれてありがとうございます……」



「あっいる、人いる」



「あれはえーーっとそうだ。"継子"の方だ。お名前は……」



そこに居たのはしのぶと同じ蝶の髪飾りをしている女の子が立っていた



A「ツグコ？」



炭治郎「ツグコって何です……か……」



「栗花落カナヲ様だ」



その女の子は炭治郎たちの方へ振り向く
周りにはたくさんの蝶が居り、女の子は蝶と群れていた



「継子ってのは柱が育てる隊士だよ

相当才能があって優秀じゃないと選ばれない

女の子なのにすげぇよなあ」



A「(あの子……あの時の！)」



炭治郎「(最終選別の時の子だ)」
↑昨夜踏んづけられたことに気づいてない



「胡蝶様の申し付けにより参りました。お屋敷に上がってもよろしいですか？」



カナヲ「(*^-^)ﾆｺﾆｺ」



「よろし……い？」



カナヲ「(*^-^)ﾆｺﾆｺ」



「よろしいですかね……？あの……」



カナヲはずっとニコニコ笑っているだけで何も言わない
隠が困っているところに後ろから２つ縛りに髪を縛っている女の子が声をあげる



「どなたですか！！」



「いえっあのっ胡蝶様に……」



「"隠"の方ですか？怪我人ですね、こちらへどうぞ」



２つ縛りの女の子はそう言うとキビキビ歩いて行った
隠の二人もその後を追うようにその場を後にした

第漆拾壱話→←第陸拾玖話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す