未来がみえる少女 弐 【鬼滅の刃】

第漆拾壱話 ページ25

.


善逸「五回？五回飲むの？１日に！？

三ヶ月間飲み続けるのこの薬！？

これ飲んだら飯食えないよ

すげぇ苦いんだけどつらいんだけど！！

ていうか薬飲むだけで俺の腕と足治るわけ！？ほんと！？」



「静かにしてください〜」



善逸「もっと説明して誰か！！一回でも飲み損ねたらどうなるの！？」



「また騒いでるのあの人……」



病室に入ると善逸が一人騒いでいて小さい女の子を困らせていた



「「善逸/くん……！！」」



「静かになさってください！！

説明は何度もしましたでしょう！！

いい加減にしないと縛りますからね！！」



２つ縛りの女の子が怒鳴ると善逸は布団の中に包まる



「まったくもう……」



炭治郎「善逸！！」



善逸「ギャーーッ！！」



A「善逸くん大丈夫ですか？山に入って来てくれたんだね！」



善逸「炭治郎……Aちゃん……」



善逸は隠の人の体に抱きついて叫んだ



善逸「うわぁぁ！！炭治郎！！Aちゃん！！聞いてくれよ＿＿っ！！

くさい蜘蛛に刺されるし毒ですごい痛かったんだよ＿＿っ！！

さっきからあの女の子にガミガミ怒られるし最悪だよ＿＿っ！！」



それを聞いて２つ縛りの女の子はギロッと善逸を睨む
善逸はそれを見て体をビクッとさせた



炭治郎「伊之助は？村田さんは見なかったか？」



「ちょっと離れろよ……俺関係ない……」



善逸「村田って人は知らんけど伊之助なら隣にいるよ」



そう言われて二人は横を見るとほんとに伊之助がいた



炭治郎「あっほんとだ！！思いっきりいた！！気づかなかった！！

伊之助！！無事で良かった……！！

ごめんな助けに行けなくて……！！」



伊之助「……イイヨ、気ニシナイデ」



A「えっ……？伊之助くん声が……」



善逸「なんか喉潰れてるらしいよ」



「「えーーーーっ！？」」



善逸「詳しいことよくわかんないけど首をのうガッとやられたらしくて。そんで最後自分で大声だしたのが止めだったみたいで喉がえらいことに」



炭治郎「自分で止め？」



善逸「落ち込んでんのかすごい丸くなっててめちゃくちゃ面白いんだよな、ウィッヒヒッ」



鼻水を垂らしながら善逸は笑う



炭治郎「なんで急にそんな気持ち悪い笑い方するんだ？どうした？」



A「た……炭治郎くん……」

第漆拾弐話→←第漆拾話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す