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第捌拾陸話 ページ45

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Aの方は縁側で座っているカナヲを見つけ彼女に話しかけた



A「カナヲちゃん!私たち出発するよ!色々とありがとう!」



Aがお礼を言うとカナヲはニコニコするだけだった
Aがどうしたらいいか困っているとカナヲが硬貨を取り出し投げた
そしてパシッと手に取るとコインは裏と書いてある面が向いていた



カナヲ「師範の指示に従っただけなのでお礼を言われる筋合いは無いから、さよなら」



A「(喋ってくれた!!!)」



Aは喋ってくれたことが嬉しくてカナヲの隣に座り質問攻めをする



A「今投げたのは何?」



カナヲ「さよなら」



A「お金?」



カナヲ「さよなら」



A「表と裏って書いてあるね!どうして投げたの?」



カナヲ「……指示されてないことはこれを投げて決めるの

今あなたと話すか話さないか決めた

"話さない"が表

"話す"が裏だった

裏が出たから話した

さよなら」



A「どうして自分で決めないの?」



カナヲ「……」



A「カナヲちゃんはどうしたかった?」



カナヲ「どうでもいいの

全部どうでもいいから

自分で決められないの」



A「この世にどうでもいいことなんて無いと思うよ

きっとカナヲちゃんは心の声が小さいんだろうな

んー……指示に従うことも大切だけど……

あっ……そうだ!」



Aはカナヲに硬貨を貸してもらい
座っていた体を立たせ縁側に少し出る



A「この硬貨を投げて決めよ!」



カナヲ「何を?」



A「カナヲちゃんがこれから自分の心の声をよく聞くこと!!」



この言葉と同時にピィンと硬貨を弾いた



A「あ!と、飛ばしすぎちゃった!!

お、表にしよ!

表が出たらカナヲちゃんは心のままに生きる!!」



その時ビュウと風が吹いた
焦ったAだが何とか硬貨を取ってカナヲの前に行った



A「いくよ!」



カナヲ「(どっちだろう、落ちた旬間が背中で見えなかった)」



手を離すとそこには『表』の面が向いていた



A「やった!!!表だ!!!」



Aは喜びながらカナヲに抱きつきいた



A「カナヲちゃん!」



そしてそのままカナヲの手を握りしめた



A「頑張れ!!人は心が原動力だから!!心はどこまでも強くなれるから!!」



そしてAは「今度会ったときは"友達"としていっぱいお話ししようね!」と言って去って行こうとした



カナヲ「なっ何で表を出せたの?」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎   
作品ジャンル:アニメ
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三月の専属ストーカーなつめみく - 【速報】累推しのワイ、婚約者でもいいよと言われ大歓喜(鬼滅イケメン箱推し) (10月23日 12時) (レス) @page9 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - スクールみきのさん» ありがとうございます!そう言って頂けて安心しました!!(*^▽^*) (2020年1月11日 20時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
スクールみきの - お話最高すぎます!炭治郎のシーンを夢主さんにしたのもめちゃくちゃいいです! (2020年1月11日 19時) (レス) id: 90e03cc852 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆき | 作成日時:2019年12月1日 17時

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