未来がみえる少女 弐 【鬼滅の刃】

第漆拾玖話 ページ37

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しのぶ「鬼に同情していた

自分が死ぬ間際ですら鬼を哀れんでいました

私はそんなふうに思えなかった

人を殺しておいて可哀想？

そんな馬鹿な話はないです

でもそれが姉の想いだったなら私が継がなければ

哀れな鬼を斬らなくて済む方法があるなら考え続けなければ

姉が好きだと言ってくれた笑顔を絶やすことなく

だけど少し……疲れまして

鬼は嘘ばかり言う、自分の保身のため

理性も無くし剥き出しの本能のまま人を殺す

炭治郎君、Aさん頑張ってくださいね

どうか禰豆子さんを守り抜いてね

自分の代わりに君たちが頑張ってくれてると思うと私は安心する

気持ちが楽になる」



風が吹くと共にしのぶは消えた



「「……頑張ります」」





＊＊＊＊＊





A「なほちゃん、きよちゃん、すみちゃん。私たちの修業の手伝いをしてほしいの！」



炭治郎「俺たちが寝てる間、全集中の呼吸をやめたら布団叩きでぶん殴ってくれないか」



「「「いいですよ！」」」



「「ありがとう！」」



そしてその日の夜二人は全集中の呼吸をしながら眠る
途中で普通の呼吸に戻ってしまったら三人が容赦なく二人をバンバン布団叩きで殴る



「「もう一回お願いします！！」」



「「「どうぞ！」」」





そして十日後



二人はカナヲがやっていた大きさの瓢箪を吹く



「「「がんばれ！がんばれ！がんばれ！」」」



そしてついにバン！！！！と瓢箪の破裂する音が鳴った



「「割れたーー！！」」



五人はその場で大喜びした



あとはカナヲに勝つだけだ

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