未来がみえる少女 弐 【鬼滅の刃】

第陸拾捌話 ページ22

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お館様「炭治郎、Aそれでもまだ禰豆子のことを快く思わない者もいるだろう」



二人はハッとしてお館様に正座する



お館様「証明しなければならない、これから炭治郎とAと禰豆子が鬼殺隊として戦えること役に立てること」



A「(なんかこの人の声を聞いてると頭がふわふわする……)」



お館様「十二鬼月を倒しておいで

そうしたら皆に認められる

炭治郎とAの言葉の重みが変わってくる」



炭治郎「俺は……俺とAと禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します！！」



A「私たちが必ず悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るいます！！」



お館様「今の二人にはできないからまず十二鬼月を一人倒そうね」



「「はい」」



真っ赤な顔をして二人は返事をする



甘露寺「(だめよ、笑ったらだめだめだめ！)」



煉獄「(うむ！いい心掛けだ！)」



他の人たちも笑いを堪えているためプルプルと肩を震わせている



お館様「鬼殺隊の柱たちは当然抜きん出た才能がある

血を吐くような鍛練で自らを叩き上げて死線をくぐり十二鬼月も倒している

だからこそ柱は尊敬され優遇されるんだよ

炭治郎もAも口の利き方には気をつけるように」



「「は…はい」」



お館様「それから実弥、小芭内。あまり下の子に意地悪しないこと」



伊黒「……御意」



不死川「御意……」



鬼殺隊当主 産屋敷耀哉
彼の声音、動作の律動は話す相手を心地良くさせる
現代の言葉でそれを1/f(エフぶんのいち)ゆらぎと言う
カリスマ性があり大衆の動かす力を持つ者はこの能力を備えている場合が多い



お館様「二人の話はこれで終わり

下がっていいよ

そろそろ柱合会議を始めようか」

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