未来がみえる少女 弐 【鬼滅の刃】

第伍拾捌話 ページ12

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葵枝「禰豆子……禰豆子、禰豆子起きて

"今の禰豆子"ならできる

……頑張って

禰豆子……お兄ちゃんまで死んでしまうわよ……」





＊





「A……A起きて

今のAなら翔太さんが使っていた"呼吸"を使いこなせるはず

起きてA

いいの……？

Aの想い人が死んでしまうわよ」





＊





禰豆子とAは同時に目が覚めた



禰豆子「血鬼術……」

A「雪の呼吸 壱ノ型……」

「「爆血！！！/氷結！！！」」



一息で殺そうとした炭治郎からの思わぬ反撃

それを防ぐため咄嗟に累が使ったのは

禰豆子を吊っているのと同じ糸

その糸には禰豆子の血が染み込んでいた

燃える血

爆ぜる異能



累「(馬鹿な！！糸が焼き切れっ……！)」



累と炭治郎の距離はあとほんの僅か
その隙に累は距離を置こうとしたが



累「！！！？」



下半身は雪で埋もれていて身動きが取れなかった



それがAの放った呼吸だ
折れた刀を累目掛けて投げ
累は知らぬ間に足にAの刀をかすっていた
そこに積もるように雪の風が吹く



そのおかげで炭治郎は累と距離をつめることができ累の頚に刃が届いた



刃についていた禰豆子の血は爆ぜ
炭治郎の日輪刀が加速する



炭治郎「俺たちの絆は誰にも引き裂けない！！！！」



炭治郎は累の頚を斬った

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