百二十訓〜ミツバ編〜 ページ26
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あれから、Aは徹底的に沖田と距離を取っている
それでも、諦めずにグイグイ来る沖田に
Aは最近屯所で過ごす際は土方の側に居るようになった
土方は勿論、他の人達も、この間から二人の様子が変なことに気付いてはいたが
(特に土方は)敢えて、触れないようにしていた
そんなある日___
土方「A」
A「はい?」
万事屋へ向かおうと廊下を歩いていると土方と出会った
土方「今から近藤さんの部屋へ向かえ」
A「え?近藤様の部屋へ?」
土方「客だ。お前と総悟に」
A「私と、総悟様に……?」
__________
______
___
A「皆様、何してるんですか?」
土方の言葉に従って目的地の部屋の前に付くと、何やら隊士達が集まっていた
「Aちゃん!」
山崎「今、沖田隊長の姉上様が来てるんだよ!」
A「えっ!!?」
驚いた顔をしたAに山崎は隣に来させて、少し開いている襖を覗かせる
土方様の言っていた客って、まさか……と思う気持ちで見てみれば
沖田と同じ栗色の髪をしたお淑やかな、正に清楚と呼べる、とても美しい女性が目に入った
A「(あぁ……やっぱり、お姉様だ)」
何年も会っていない大好きな姉の姿を見て、Aは部屋に入りたい気持ちでいっぱいだったが
彼女は今、近藤と何やら大切な話をしている
今、入るのはダメだよね。我慢……と己に言い聞かせようとしていたその時
______グイッ
A「!!!!」
突然後ろから誰かに引っ張られた
と思ったら
______ドォォオオオン!!!!
扉の前にいた隊士達が吹っ飛ばされた
A「………可哀想っ」
沖田「アイツらが悪いんでさァ」
顔を見なくても分かる
今の犯人は勿論、総悟だ
ミツバ「まぁ……相変わらず賑やかですね」
近藤「おう、総悟!やっと来たか!Aちゃんも居るな!」
ミツバ「Aちゃん!!」
A「お姉様!!!!」
Aの姿を見た瞬間、嬉しそうに笑ってくれるミツバに思いっきり抱き付く
A「もうっ!!こっちに来るならどうして知らせてくれなかったの!!」
ミツバ「ふふっ、ごめんね。Aちゃんをビックリさせたかったの」
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みゆき(プロフ) - Rinさん» ありがとうございます!!少しずつですが、更新を続けていきますのでこれからも応援よろしくお願いします!!😆🙇 (2月16日 13時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 楓さん» 更新できる量になったら、すぐに更新しますので少々気長にお待ち下さい!!😣🙇💦 (2月16日 13時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
楓 - つ…続きを……… (2月15日 20時) (レス) @page23 id: fd0ff1a17a (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 初めてコメントします!! この小説の話がめっちゃ好きになりました!! 応援してます 頑張ってください (2月14日 20時) (レス) id: 4d1786726f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2024年1月20日 15時