第百四話_明らかになる真実 ページ22
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安吾「自分の意思を持てれるようになったんですね
成長しましたねAさん
こんな立派に成長した姿を見れるなんてほんと感激ですよ」
A「ッ!!!」
安吾の言葉にAはとうとう我慢が出来なくなり瞳なら涙を溢す
A「あのね!!安吾に聞いてほしいこと、話したいことがたくさんあるの!!」
安吾「はい」
顔を上げて興奮気味に云うAに安吾は優しい眼差しを向けながら彼女の涙を拭き取る
そんな二人の姿を見て太宰も拳銃を下ろす
Aにとって安吾は太宰と織田と同じように特別な人だ
安吾も四年の月日が立ってもAへの想いは変わっていない
二人の想いを解っているからこそ複雑な気持ちを押し殺してでも二人の再会に太宰も優しい眼差しを向ける
積もる話をしたい所だが今回の目的は単なる友人との再会ではない
三人は車で移動しながら交渉を行う
太宰「異能力犯罪組織を取り締まるのが特務課のお役でしょ。職務怠慢は善くないなぁ〜」
安吾「組合の行動は我々も把握しています」
太宰「知ってて放置したってことかな?」
組合は莫大な権力と財力で特務課に圧力をかけた
其の圧力もあり法の外の存在となった組合に政府機関は手出しできない
A「………」
此方の想像を上回る以上に組合は厄介な相手だったようだ
探偵社最大の切り札になり得た特務課が動けないとなると………
安吾「Aさん、貴女に一つお聞きしたいことがあります」
A「!」
「なに?」とAが答えると安吾は深刻な面持ちである人物の名前を云う
安吾「里見鈴音を覚えていますよね」
其の名前を聞いてピクッとAの手が動いた
勿論、其の名前は忘れたくても忘れられない名前だ
A「………覚えてるよ」
太宰「此れはまた随分と懐かしい名前を出すじゃないか安吾。Aにとって忘れたくても忘れられる訳がない名前を何故今出すんだい?」
鋭い眼光が安吾に向けられる
其れでも安吾は面持ちを変えることはなかった
安吾「Aさん、嘘偽りなく正直に答えて欲しいんです」
__「"里見鈴音と貴女は血の繋がった姉妹ですか?"」
太宰「!!?」
A「…………」
安吾の問いに太宰は目を見開き
Aは衝撃の真実を口にする
__「"私と里見鈴音に血の繋がりはない"」
四年間語られなかった真実が一つ
明らかになった
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みゆき(プロフ) - 布団になりたいさん» いえいえ!全然大丈夫ですよ!!こちらこそありがとうございます!!☺️☺️ (7月9日 10時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
布団になりたい - 良かったあぁぁあ…すみません!!急かすようなことを言ってしまいました…、ゆっくり!気長に待ってるので!!応援してます!😻 (7月8日 8時) (レス) id: 2f59deb4b8 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 布団になりたいさん» あります!!この後のお話もちゃんと考えてありますので!!もう少々お待ち下さい!!🙇💦💦 (7月7日 22時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
布団になりたい - えっ、これ終わっちゃったんですか…??続きありますか…? (7月6日 20時) (レス) @page49 id: 2f59deb4b8 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 灯花さん» ありがとうございます!!もう少々お待ち下さい!!🙇💦💦 (6月16日 22時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2022年5月1日 21時