十二訓 ページ15
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茂茂は少し寂しそうな顔をしながら
茂茂「だがたまには帰って来てくれぬか?」
A「勿論です、土産話が出来た時には必ず帰省致します!」
こうして家出は許され、Aは真選組で過ごすことになった
この事はすぐに松平と局長である近藤と副長の土方に伝えられた
松平「てことでだ、Aちゃんの意向で"家出"としてここで暮らすことになった」
A「これから宜しくお願い致します」
近藤「家出とはまた随分大胆な事をしたね、Aちゃん」
土方「一国の姫が家出ってそれで良いのかよ」
近藤は驚愕して顔で土方は眉を顰めて言った
松平「将ちゃんが許した以上、俺たちはその命令に従うしかねェんだよ」
A「ここにいる間は姫として扱わなくて大丈夫です。むしろ一般人扱いしてくれる方が助かるのですが……」
土方「馬鹿言え、いくら姫様の願いでも……」
松平「なら、それも命令だ
Aちゃんがそう言っている以上ここでは徳川家の姫としてじゃなく
ただの東雲Aとして接してやれ」
A「お願いします、土方様」
土方「チッ……わかったわかった、それならこれからは遠慮なく言わせてもらうぜA」
A「はい!!」
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それから数日、Aは少しずつだが屯所の生活に慣れてきた
他の者達にもAが"社会勉強として"ここで過ごすことを伝えてある
皆、始めは戸惑っていたがAの人柄の良さもあり今は気さくに接しられる間柄になっている
A「沖田様〜!どこにいますか〜?」
沖田様〜!と周りを見回しながらAは廊下を歩く
山崎「あれ?Aちゃんどうしたの?」
A「山崎様!」
中庭でバトミントンをしていた山崎がAに声を掛ける
A「外に出掛けたいのですが沖田様が見当たらなくて困っているんです」
山崎「沖田隊長ならもうすぐ見回りの時間だから、門の辺りにいるんじゃないかな?」
A「ありがとうございます!」
Aはペコリとお辞儀をすると早足で去っていった
山崎に教えて貰った通りに門に続く廊下を歩いていると
その途中で寝ている沖田を発見した
A「あ!」
沖田「😪zzz」
A「沖田様!」
沖田「………」
A「沖田様!ねぇ!起きてくださいよ!」
沖田の側に行き、体を揺するが反応はない
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みゆき(プロフ) - 来良さん» 返信が遅くなりごめんなさい!😣💦💦ありがとうございます!!私も早く三人と再会させたいです!!!笑笑 (2022年1月5日 23時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
来良 - この作品めっちゃ好きです…!早く高杉さんやヅラや辰馬さんに再会するとこをみたい…!お身体に気をつけて、これからも頑張ってください!応援してます! (2022年1月3日 21時) (レス) @page15 id: 1123250b94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2021年5月21日 17時