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八訓 ページ11

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土方と沖田をその場に置き去りにし
二人は静かに途方もなく歩いて行く


A「………せっかく厄介事から解放される所でしたのに何故なんです?」


銀時「言っただろ、お前を殺させもしねェって

お前がその想いを捨てねェ限り

俺はお前を真選組の元に帰す気なんかねェからな」


A「………!」


二人の道を塞ぐように数人の男達が立っていた
そして二人が立ち止まると逃げ場を失くすようにまた後ろからぞろぞろと男達が囲むように立つ


「将軍徳川茂々の娘、徳川Aだな。我々と一緒に来て貰う。抵抗するなら容赦はせぬ!」


男達は一斉に腰にある刀を抜いた


A「………」


銀時「おいおい、たかが小娘一人に男が寄ってたかっていじめるのは良くねェなァ」


銀時はAの前に出て、木刀を腰から抜く


銀時「姫さんはチャンバラごっこなんてしたことねェだろ

大人しくそこにいろ、こいつら片付けたら

さっきの話の続きだ」


A「………したことありますよ、チャンバラごっこ」


そう言うとAは傘を閉じ、髪を縛り、ゴムの部分に鞘に付けていた鈴を付ける


銀時「!?」


そしてAは男たちに向かって走り出し、傘を振るう
Aの姿と太刀筋を見て銀時はAを由紀と重ねた


A「私少しばかり剣術を齧っていますの。それに非力な姫なんて柄じゃないのでごめんなさいね」


Aはあっという間に男たちを倒す。自分の出る幕はないと思った銀時だが一人の男が後ろから斬ろうとしていた


銀時「A!!後ろだ!!」


A「………」


気付いている筈なのにAはその男に何もしない
それを見て銀時は彼女を守るように素早く間に入り、男を倒す


その男が最後だったのか周りにもう立っている者は銀時とAだけだった


A「お見事です、ぎ……ッ!!」


銀時「テメー!今わざと斬られようとしただろ!?」


銀時はAの胸ぐらを強く掴む
Aは微笑を崩さず言う


A「そこもお見通しでしたか……

ほんと貴方様は何をやってもお気付きになられる

どうしてそこまで私を死なせたくないのか理解に苦しみます

私と貴方様の関係はただの知り合いの娘程度でしょう?」


銀時「ハッ、その程度だったら俺がここまで首突っ込む訳ねェだろ

__お前が由紀の娘だからだ

それ以上の理由なんて要らねェんだよ」


A「………そう、貴方様は私の母上様と深い関係のお方なのですね」

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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟   
作品ジャンル:アニメ
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みゆき(プロフ) - 来良さん» 返信が遅くなりごめんなさい!😣💦💦ありがとうございます!!私も早く三人と再会させたいです!!!笑笑 (2022年1月5日 23時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
来良 - この作品めっちゃ好きです…!早く高杉さんやヅラや辰馬さんに再会するとこをみたい…!お身体に気をつけて、これからも頑張ってください!応援してます! (2022年1月3日 21時) (レス) @page15 id: 1123250b94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆき | 作成日時:2021年5月21日 17時

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