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ここは花屋敷



普段は蝶屋敷にいるので全くと言っていいほど使わないこの屋敷だが

Aは何かあったときの緊急の時の避難場所としてこの屋敷を使っていた

分かっていると思うが今回の緊急事態は竈門炭治郎の継子の件である

蝶屋敷に居れば必ず彼に見つかるため仕方なくAはこの屋敷にいるのだ



____誰にも告げずに



A「………」



Aが庭の花を見ていると



___「やっぱりここにいた」



A「……時透くん」



Aは分かっていたかのように彼に向かってニコッと笑う



彼は霞柱の時透無一郎
たった二ヶ月で柱になった天才剣士だ



時透「Aさんが怪我したって聞いて

急いで任務終わらせて蝶屋敷に行ったのに

居ないとか酷いよAさん」



A「……ごめんなさい」



Aは申し訳なさそうに言う
そんなAに時透は「別に怒ってないからいいよ」と言った



時透「Aさん、隣座っていい?」



A「……」



Aは笑っているだけで何も言わない
だが時透はそれが分かっていたのかAの側に行き隣に腰掛ける



時透は笑っているだけで何も言わないのは了承の意味だと理解していた



時透「怪我は?」



A「……まだ本調子じゃないけど大丈夫」



時透「そっか」



A「……それでここに来た本当の理由は?」



時透「……Aさんの師匠に『連れ戻すように』言われた

けど、別にそんなことはどうでもいいんだ

だってせっかくAさんと二人っきりなんだよ

何でこんな絶好の機会を自分から手放さないといけないわけ?」



時透はニヤリと笑いながら言ったそんな彼に「……時透くんらしいね」と頭を撫でながらAは言う



A「……髪、長くなったね。切らないの?」



時透「Aさんが切ってほしいって言うなら切るけど。でもAさん、僕の長い髪好きでしょ?」



A「……」



実はこのやり取りは何回もしている
そして決まって時透がこの言葉を言うとAは哀しい笑みで時透の頭を撫で続ける



時透「(ほんと僕と居るときはそういう表情しかしないよね)」



時透はそれが悲しかった
まるで自分と誰かを重ねられているような気分になるからだ

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作品ジャンル:アニメ
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もか(プロフ) - やっぱり何度読み返しても素敵な作品です!!!好きです!!! (1月7日 17時) (レス) id: d8c4eb9a81 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - 神レベルで面白いです!! 頑張って下さい! (2023年4月17日 19時) (レス) @page42 id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
あまみやはくり(プロフ) - ほわー!!!作者様更新ありがとうございます!!めっちゃ更新楽しみにしてました!!どうか作者様のペースで更新してくださいませ!私いつまでも待ちます(真顔) (2023年4月15日 22時) (レス) @page42 id: 0bb6841a40 (このIDを非表示/違反報告)
rei - お願いします。どうか完結まで更新してください! (2023年3月12日 5時) (レス) @page40 id: e7f57e0588 (このIDを非表示/違反報告)
shi69mahuro4ki(プロフ) - これからの夢主の行動がとても楽しみです。 (2021年5月8日 9時) (レス) id: 4ed5b60c3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆき | 作成日時:2020年11月29日 22時

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