90話 ページ47
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エレン「……ふ、ふざけんじゃねぇ…」
呟くエレンの声は震えていた
エレン「何で被害者面してんだお前は…どういう…つもりだ。あの日どういうつもりで俺たちの話を聞いてたんだ…」
エレンはベルトルトに視線を向ける
エレン「なぁ…？ベルトルト。お前だよ…腰巾着野郎」
ベルトルト「………」
エレン「俺は話したよな？お前らの前で」
自分の中で最も忌まわしい記憶
エレン「俺の母さんが巨人に食われた時の話をしたよな？」
数年前、母親を目の前で巨人に噛み砕かれた日の事を
エレン「お前が蹴り破った扉の破片が俺の家に直撃したから、母さんは逃げられなかったんだって……」
A「………エレン」
エレン「知ってるだろ？話したもんな？どう思った？」
ベルトルト「………」
エレン「あの時…どう思ったんだ？」
ベルトルトはその時の事を思い出しながら光の無い目でエレンを見つめ……
ベルトルト「…あの時は…気の毒だと思ったよ」
それだけ言い放った
エレンはその言葉に絶望し、目を見開く
エレン「…あぁ…そうか…お前らな…お前らは…兵士でも戦士でもねぇよ…」
ユミル「……」
エレン「ただの人殺しだ。何の罪もない人たちを大勢殺した、大量殺人鬼だ！！」
ライナー「ッッんなこた分かってんだよ！！お前にわざわざ教えて貰わなくたってな！！」
エレン「じゃあ一丁前に人らしく悩んだりしてんじゃねぇよ！！
もう人間じゃねぇんだぞお前らは！！
この世界を地獄に変えたのはお前らなんだぞ！！
わかってんのか人殺しが！！」
ライナー「その人殺しに何を求めてんだよお前は！？
反省してほしいのか！？謝ってほしいのか！？
殺人鬼に"人殺しは悪い"って説教を垂れたいのか！？
それでお前は満足かよ！！
もうお前が知る俺らはいねぇんだぞ！？
泣き喚いて気が済むならそのまま喚き続けてろ！！」
エレン「……」
数分、不気味で気持ち悪い静寂がこの空間を支配した
エレン「そうだな…俺がまだ…甘かったんだ」
エレンは口角を上げ、笑う
エレン「俺は、頑張るしかねぇ。頑張って……」
もう後戻りも、引き返すことも出来やしないのだから
エレン「お前らができるだけ苦しんで死ねるように努力するよ…」
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みゆき(プロフ) - こっちんさん» 返信が遅くなり大変申し訳ありません！！そう言っていただけてとても嬉しいです！！！ほんと中途半端なところですよね笑笑亀さんのようにゆっくり更新になってしまいますがほとん、気長に待っててやってください(^o^;) (2021年6月28日 0時) (
レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - このお話の前作と続編を見ました。すごく面白かったです！！更新が中途半端なところで終わっていますが、続きが気になります、頑張ってください！！ (2020年7月26日 19時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 麗さん» 返信が遅くなり申し訳ありません！！もうしばらくお待ち下さい！！（土下座）必ず更新します！！！ (2020年5月26日 22時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 完結となっていますが、もう更新はされないのでしょうか?? (2020年5月26日 21時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗 - お話の更新されるの楽しみです (2020年5月7日 21時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゆき | 作成日時：2019年6月11日 19時
