擬似監 禁生活1日目。 ページ30
『んぁ…？やべ、寝てたか…』
目を覚ますと、そこは見覚えのない天井だった。
重みを感じる太腿には、ザカオが頭を乗せてウトウトしていた。
『ザカオ…？』
ザカオ「ん…あ、A起きた？おはよ。そろそろご飯だって。行こう？」
『わり…手伝うつもりだったんだが…』
ザカオ「良いんじゃない？たまにはゆっくり寝ないと。」
ザカオに手を引かれて、階下へ。
どうやら寝てる間に布団に運ばれていたらしい。
オレ、重くなかったか…？いや、重い筈だ。
リビングにはもう夕飯の準備が整っていて、多少申し訳なく思えた。
モトキ「あ、A起きた。じゃあ皆ご飯食べよっか。」
『待たせたみたいで悪いな…』
シルク「良いんだよ。さ、8人で食おうぜ！頂きます！」
頂きます、と面白い位に揃った掛け声。
これ程賑やかな食卓は初めてで、つい笑顔になってしまう。
ああ、オレ、こんな表情出来るんだ。
『それにしてもモトキお前料理も上手いのな。オレもある程度は出来るけどここまで美味く作れねーわ。』
ンダホ「じゃあ明日はAにご飯作って貰お！」
ぺけ「さんせー。」
そんなこんなで楽しい夕飯を終え、食器洗いじゃんけんになった。
オレは「手が荒れたら嫌だから」とはぶかれた。オレの手はそこまでヤワじゃねえんだけど。
シルクが洗い物をしている間、急に甘い物を食べたくなり、コンビニへ行こうと財布を持って席を立つ…いや、立とうとした。
ダーマ「どこ行くんだよ。」
ダーマに腕を強く掴まれ、また座り込むハメになる。
コンビニに行くと今しがた言った筈なんだが…。
ぺけ「あ、俺マサイとコンビニ行くからさ、Aが食べたい物も買ってくるよ。何食べたい？」
『え、いや、オレも…』
ぺけ「ダメだよ。」
今まで聞いた事のないような、冷たい声。
思わず戸惑っていると、いつものようにぺけたんは笑った。
ぺけ「最近冷えてきてるし、Aが体調崩したら大変。」
『あ、そう、か…？じゃあ…プリンでも頼む。』
笑った筈の顔は、目だけが笑っていなかった。
それだけオレが体調崩すのがタブーなのか？
まあ、折角の泊まりだし…前科持ちだし。
ダーマ「じゃ、ゲームしようぜ！話しながら出来んのは良いよな。」
『おっ、そうだな。』
シルク「ダーマー、独り占めすんなよー。」
『妬くなよ。』
どことなく重い空気を感じながら、1日目、終了。
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かれん - あーあ。シルク達が乗り込んで来たらどうすんのやろ、、、、 (2018年11月5日 0時) (
レス) id: dba75e7956 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - ウオタミでもありますし、読みやすいんで！ (2018年11月3日 8時) (レス) id: dba75e7956 (このIDを非表示/違反報告)
伊達。(プロフ) - かれんさん» ご閲覧頂きありがとうございます。私なんてまだまだですが、ファンだと言ってくれるのは嬉しいものです。ありがとうございます！ (2018年10月31日 0時) (レス) id: d04d043254 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - いつも見てますよ！！(他の作品も)←コメントしてます！ がんばってください！！←ファン (2018年10月28日 22時) (レス) id: 9f2d1964ce (このIDを非表示/違反報告)
伊達。(プロフ) - かれんさん» ご閲覧頂きありがとうございます。頼れるリーダーが可愛いの、良いなと思って書いてました笑 (2018年10月28日 15時) (レス) id: d04d043254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊達。 | 作成日時：2018年10月1日 0時
