看病 ページ15
昨日の事があってか、熱出しました。
誰ですか馬鹿は風邪ひかないって言ったの。
Fischer'sのお馬鹿枠が風邪ひきましたよ。
Fischer's連絡網と先生に学校を休む旨を伝えて、一先ず横になる。
熱い、苦しい、ダルい。
1人暮らしを始めてから風邪を引くなんてこれが最後であってほしい。
あー、なにかご飯食べないと…。
ふらつく足取りで階下に行って台所に立つ。
いつしか生活に染み付いた彼等はきっと学校でいつもの日常を送っている。
私が居なくても、変わらない日常を。
そう思うと寂しくなって、朝ごはんはいいやって思ったからソファに寝転がる。
今更2階の部屋に戻るのはキツイ。
そっと目を閉じると、インターフォンがなった。
微かな期待を抱いて玄関を開けると。
シルク「よっ！」
『…みんな？学校は？』
ンダホ「休んだに決まってるじゃん！あぁ、すごく具合悪そう…。」
どやどやと入ってきた皆に流されて私もリビングへ。
リビングに戻ると、ダーマとンダホが両脇から抱き着いてきた。
体温に落ち着いたから、そのままにした。
モトキ「はい、雑炊。お粥苦手だったよね？」
『うん、ありがとうモトキ。』
モトキ「いーえー。はい、あーん。」
『え…あー。』
流石に弱っていれば逆らう気力が沸かない。
黙って口にしたのが嬉しかったのか、モトキはどんどん口に持ってくる。
『ちょ、はや…。』
モトキ「あ、ごめん。じゃあマサイ、食べさせててー。」
マサイ「おう。」
私が自分で食べるという選択肢は無いらしい。
モトキとは違ってマサイは私がちゃんと飲み込んだのを確認して持ってきてくれるからまだ良い。
『ご馳走様でした。…ねぇ、皆何で学校休んだの？』
ザカオ「彼女が風邪ひいたら看病するのが当然でしょ？」
『…ま、いっか。ん、眠…。』
眠気を自覚した頃にはもう遅い。
ダーマに凭れ掛かる形で私は眠りに落ちた。
・
シルク「寝たか？」
ぺけ「寝たね。」
ザカオ「やっぱりAの寝顔も可愛いね。」
マサイ「そりゃそうだよ。」
ンダホ「じゃあ、シルク、モトキ、お願いね。」
モトキ「はーい、任せて。それにしても、睡眠薬混ぜたの正解だね。」
ダーマ「ホントえげつねぇな…。まあAが途中で目覚めても口聞いとくよ。」
シルク「悪ぃな。じゃあ行ってくる。」
2人と袖口から錆びた赤を吸ったナイフが伸びる。
彼等を除いて誰も知らない赤の正体。
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レイ(プロフ) - こーゆーのまじで好きです…。やばい。みんなのヤンデレほんとに好き…最高でした…!!!もしも続きがあれば楽しみにしてます！別作も頑張ってください！応援してます！ (2020年4月11日 18時) (
レス) id: 9045735352 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - どんどん怖くなってゆく、、、、、まぁ好きな人に殺されるなら本望かな？ (2018年10月27日 17時) (レス) id: 9f2d1964ce (このIDを非表示/違反報告)
Kako(プロフ) - 狂気の歯車は止まらないってわけですね…。 (2018年10月25日 18時) (レス) id: d79f67c83a (このIDを非表示/違反報告)
伊達。(プロフ) - りょうさん» 最後までご閲覧頂きありがとうございました！ラストとの落差すごいなって自分でも思ってたんですけど、楽しんで頂き何よりです！ (2018年10月13日 17時) (レス) id: fe0d9e5760 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - 完結おめでとうございますー！もう、ヤンデレ具合が最高でした！ラストはちょっとドキドキして...とにかく面白かったです！これからも頑張ってください！ (2018年10月13日 11時) (レス) id: 60a3c2e8e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊達。 | 作成日時：2018年9月16日 14時
