79:いつも通りが変わるとき ページ19
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「それじゃ、行ってくるね」
JK「…ん、いってらっしゃい」
「ちょっと。そう思うなら離してよ。」
JK「離す離す…」
「肩で寝ないでよ」
あれから数日、怖いほど穏やかに日々が過ぎる。今日は寝起きのジョングクに出る直前ハグやら何やらされて、それを振り切って家を出る。
………空も快晴。
テヒョンのブレスレットは私が返そうとしたけどジョングクが拒んで持ったままだし、どうしようもない
・
まるで嵐の前の静けさ。
そう思った矢先だった
朝のオフィスで2人を見つけたのは。
『…っだから！どうして？』
TH「もういいんだよ、」
『良くない！……何で、ピアス返せなんて言うの』
TH「……リラのじゃないんだよ。ごめん」
『だからって…っ！』
リラさんが必死にテヒョンに縋ってる。その強気なメイクを施された顔も泣きそうで、声は完全に泣いていた。
力なくテヒョンの胸板を叩く姿に、
……私もああやって縋れていれば違ったのかな、なんて。
『どうして…、何もくれないんだからピアスくらい良いじゃない！テヒョンの全てはあの人に向いてるんだから、ピアスだけは取り上げないで…っ』
空気がリラさんの小さな叫びで震撼した。
…ねぇ、テヒョン。
その人何を言ってるの。何で、前までの私と同じような事を言ってるの？
いつだって悠然と私を嘲笑っていた彼女が泣く。
TH「…それでもお前のじゃないよ、それ」
『そんなの、知ってる。知ってて欲しいって言った、でもくれたのはテヒョンでしょ？あの人の物を簡単に渡したのはテヒョンじゃない！』
TH「……じゃ、これもやるよ。」
緩やかな動きでスーツのポケットから取り出したソレをリラさんの前に落とす。
……テヒョンのピアスだ。テヒョンのお気に入りの、リラさんのピアスとお揃いのピアス。
TH「…Aとお揃いじゃないならもう要らない。Aを傷つけたピアスだし、付けたくないから」
『…テヒョン、待って、ねぇ、』
TH「ばいばい、リラ。」
テヒョンとリラさんは何を言ってるの。
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choco - 今まで見た作品の中で1番好きな作品になりました。ありがとうございます！ (2022年5月23日 19時) (
レス) @page49 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
mimi39901065(プロフ) - 初めまして。夢小説にハマるきっかけをくれた作品で、本当に何度読んでも胸が一杯です。素晴らしい作品ありがとうございます。 (2022年2月13日 20時) (レス) id: 96f9571aaf (このIDを非表示/違反報告)
noooooon24(プロフ) - 好きすぎて3回も見ました！本当に感動作です。この2人の続編が見たいです、できたらすっごくイチャイチャラブラブの2人の幸せを見たいです！勝手なお願いですがぜひお願いします。ここまで大好きな作品なかなか出会えないので、、 (2022年2月2日 22時) (レス) id: 8c9cc794ae (このIDを非表示/違反報告)
プルメリア(プロフ) - 初めまして。お話を読んで涙が止まりませんでした。素敵なお話ありがとうございます。 (2021年9月4日 9時) (レス) id: 73d93b58ca (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - お話が素晴らしすぎました！ストーリー引き込まれ、大号泣しながら一気読みしてしまいました。とてもいい作品をありがとうございました。 (2021年6月20日 3時) (レス) id: 8c7ead2968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ただのルート
| 作成日時：2019年10月31日 14時
