やっちゃんガチ勢は天才説 (ページ49)

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48話ページ49

それから烏野の元気組に付き合い、夕飯とお風呂で生き返ってから死人のように眠りについた。

雀田「Aちゃーん、朝だよ」

白福「いや〜私より寝る子が居るとはね〜」

滑津「ほら、起きなさい」

目を開くと複数の女神が私を覗き込んでいる。

『...え、ﾀﾋんだ？？』

清水「大丈夫？」

谷地「通常運転ですね！」

雀田「一番焦りそうな仁花ちゃんがこの様子なら大丈夫か」

あ、合宿か。焦ったぁ〜！

いや待て。
この女神や天使に起こされるなんて、それこそﾀﾋでは？？

田中先輩たちに自慢しよ〜！

顔を洗って身支度を済ませると食堂に行って朝食を作る。

あと三十分くらいしたら選手達が一斉に入ってくるから、それまでにはほとんどの用意を済ませておきたい。

前の台にパンやご飯、ふりかけや梅干しなどを並べていると視線を感じた。

佐久早さん、すっごい見てくる...。

潔癖症って言ってたからこの時間に来たのか。

何かを取りたい事だけは分かったので台から離れた。

その場に居るのは良くないと思ってキッチンに戻る。

チラリと横目で見ると梅干しを持って行ってご飯と食べてた。

梅干し好きなのかな？

そろそろ選手が来る頃だ。

私はマスクと手袋、その他諸々完全防備で佐久早さんに話しかける。

『あの...』

佐久早「なに？」

『そろそろ他の皆さんが来る時間になったので伝えておこうと思いまして』

佐久早「...どうも」

佐久早さんはそそくさと食器を片付けて部屋に戻って行った。

しばらくするとゾロゾロと選手が来て賑やかになる。

田中「不破、ちょっと来い」

『はい？』

西谷「部屋はどうだった」

清水先輩信者の三人に囲まれる。

カツアゲに見えなくもない光景だな。

『そりゃもちろん...最っ高でした』

山本「ぐあぁ！」

『目が覚めたら女神たちが私を覗き込んでるんですもん。寝てる間にﾀﾋんだかと思いましたよ。生きてるのでただの至福ですけどね！』

西谷「あぁぁぁ！羨まじい！！」

田中「なんでお前は女なんだあぁぁ！」

山本「俺も女になれば...女になれば...」

二口「絵面やば」

黒尾「あの中に平気で居れるAちゃんすげーわ」

菅原「またやってんべ」

澤村「なんで不破までそうなるんだ...」

東峰「カ、カツアゲだぁ...」

菅原/澤村「お前が言うな」