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ｻｸﾗ「痛っ!」
見るとドスがサクラの髪を引っ張り首にクナイを当てている｡
その傍らには動けなくなったリーが倒れていた｡
『っサクラ!!』
ﾄﾞｽ「動くな｡此奴を殺したいか?」
『あ”?』
するとサクラがクナイを取り出し髪を切った｡
サクラから離れた瞬間にドスを殴った｡
同時にイノの班がサクラの前に守るように立つ｡
ｻｸﾗ「いの…」
ｲﾉ「サクラ…アンタには負けないって約束したでしょ」
『かっこいい登場だね｡惚れそ』
ｲﾉ「A!アンタそんなに顔が良いなんて聞いてないわよ!!シカマル知ってた!?」
ｼｶﾏﾙ「この状況で言うことか｡めんどくせぇ…知ってたけど」
よく言ったシカマル!
この班はどんな状況でも通常運転だな｡
ﾄﾞｽ「我々の目的は巻物でも無ければ試験を突破することでもない｡…サスケ君だよ」
『やめた方がいいよ｡あんた一人でこの人数相手は無理だろう』
後ろにネジとテンテンもいる｡
ｻｸﾗ「サスケ君!!目が覚め…」
サスケの体には大蛇丸に付けられた呪印が広がっていた｡
ｼｶﾏﾙ「離れろ!巻き添えになるぞ!」
サスケはゆっくりとドスに近づいて行った｡
止めなきゃ…俺が止めなきゃ!
俺はドスとサスケの間に入った｡
ｻｽｹ「どけ」
『サスケ､もう大丈夫だから落ち着け』
ｻｽｹ「どけ」
俺はサスケを抱き締めた｡
『サスケ､皆を守ろうとしてくれたんだろ?ありがとう｡皆無事だから安心しろ』
子供をあやす様にポンポンと頭を撫でる｡
あの時もっと早くサスケの元に行っていれば変わったかもしれない｡
『辛い思いさせてごめん』
ゆっくりと広がっていた呪印が引いていった｡
ﾄﾞｽ「サスケ君､君は強い｡今の君は僕達では到底倒せない」
地の書を俺たちに見せ､地面に置いた｡
ﾄﾞｽ「これは手打ち料｡此処は引かせてください」
そう行って二人を抱え歩いて行く｡
今回はこれで良しにしよう｡
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作者名：咲夜 | 作成日時：2023年1月21日 14時
