俺の忍道日記！ (ページ21)

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『ナルト、ありがと！あとは俺がするから向こうでゆっくりしてていいよ』

ﾅﾙﾄ「分かったってばよ！」

最近口調が優しくなった気がする

子供相手にしてるからかな？

ナルトがダラダラし始めたところで見えないように野菜を卵に混ぜる

はっはっはー

精々野菜で苦しむがいい！←最低

ご飯とケチャップを混ぜて炒める

そろそろかな〜

火を止めて皿に移す

野菜た〜〜〜〜〜っぷりの卵を乗せて←

完成！

『ナルトー出来たぞー』

ﾅﾙﾄ「オムライス！」

はいかわいい。もうかわいい。何この子

あ、天使か

『ケチャップでなんか書いてみ』

オムライスの定番をしてみる

ﾅﾙﾄ「なんか？だってば？」

んぎゃーーーーー

見ました？皆さん!!見えませんね！ごめんなさい!!説明します!!キョトンて顔で首コテって首!!がわ"い"い"!!

『うん、好きなものでいいよ』

ﾅﾙﾄ「う〜ん､､､あ！」

閃いたかのように書き始めた

どれどれ

そこにはいびつな字で書かれた"ほかげ”の文字

うん！かわいいね!!

まだ漢字書けないもんね!!

俺を尊死させたいのかな？お？お？←

『そんじゃあナルト。手を合わせて、いただきます』

ﾅﾙﾄ「いた、だきます」

ナルトがなかなか食べ始めない

ﾅﾙﾄ「これ、食べていいのか？」

野菜が入ってると勘づいたか？くそぅ←

『変な物は入ってねぇよ？』

ﾅﾙﾄ「じゃなくって､､､」

ああそういう事か

誰かに作ってもらうなんて無かったもんな

『別に嫌なら食わなくていいよ？あ、でも流石に二人分は俺一人で食いきれねぇな』

どうしよ〜とわざとらしく困った顔をする

それでもなかなか進まないナルトの手

『ナルトの為に作ったんだ。それはもうナルトのもんだ』

ナルトは目を見開き俯いた

途端、大粒の涙が落ちる

『うぇー！どした!?』

ﾅﾙﾄ「お、俺､､､誰かにご飯作って､､､貰ったことなくて､､､」

ぐすぐすと鼻を啜りながら話す

そうだよな〜

人が作った飯って暖かいよな

『よく今まで頑張ったな。偉いよナルト』

そう言うとナルトは俺に抱きつき大声で泣き出した

命日かな？←