吸血鬼様は人間を激愛する。【2BRO.】 (ページ23)

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22話 ※微甘ページ23

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おつ「僕思うんだけどさAちゃんと弟者君ってここで何してるの？つまんなくない？」

『毎日毎日がハラハラドキドキします、色んな能力が見えたりしますし！綺麗な顔もかっこいいと思います！！吸血鬼様ってなんであんなにかっこいいんでしょうね？景色も綺麗ですし吸血しますし！赤い月も綺麗！あとは･･』

おつ「ストップ！ストップ！！ストップ！！！」

吸血鬼ファンの止まらない口を塞ぐように大きい手が包み込んだ。

『んぐ！』

おつ「Aちゃんちょっと止まらなすぎでしょ！？」

『っ、だって！』

息を整えた私はおついちさんの手を少し振り払う。

おつ「吸血鬼が大好きなのはわかったけど･･･」

『吸血してくれます？？？してくれますか！？？？』

おつ「おバカ！･････････ってAちゃん気づかない？」

『･･････え、何をですか？』

もう、と言ってため息をつくと首筋を指さす。
ポケットの中の鏡を差し出された私は首筋を見てみる。
そこには見覚えのある跡。

おつ「それ蚊のようにも見えるけど嫉妬心が強い弟者君が付けた痕だからね」

『ああああ、痕！？』

おつ「まぁ、つまりはキスマークってこと」

『キキキキ、キスマーク･･････』

その意味を普通に知っている私は、差恥心に包まれた。

おつ「あのさ、その痕に上書き･･･していい？」

『なっ！？』

おつ「嘘じゃないからね、まぁ見えないところに上書きするけど･･･ってここが一番いいかな」

男の力には叶わずに、サンドイッチを作ってる手をやめ私に近づき抱き締め壁に寄りかかる。

『や、やめ･･･』

おつ「嫌がってないよね、Aちゃん」

『･･････っ。』

さっきとはうって変わりSなスイッチが入ったのか、私を見つめる目が変わった。

おつ「じゃ、上書きするからね。」

『っ、』

首に舌を這い腿に指をなぞらせる。
あぁ、何かの線が切れそう。

おつ「よし、ってあれ顔赤いけど大丈夫？」

『お、おつい･･････』

おつ「･･･ごめんね」

と私を抱きしめた。