正真正銘のお姫様と王子様【岩田剛典】

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貴女side







舞台に上がると静かに剛典が喋り始めた。







剛「先程はお騒がせして




申し訳ありませんでした。








会場にいる皆さん、そして、山下様。






ご迷惑おかけしました。









先程の騒ぎで皆さんに






誤解を招いたかも知れません。







なので訂正させてください。






僕達は決して、






ビジネスパートナーなんかではありません。






僕と彼女は昔からずっと一緒にいました。








家族のように、親友のように…。









小学校6年の頃、








僕の気持ちは恋心へ変わっていきました。









毎日アプローチするも





鈍感な彼女は気づかなくて、








いつも僕の心は振り回されていました(笑)








今でもそうです。







危なっかしくて隣を離れられない。







昔、彼女のお兄さんと約束したんです。









Aを守るのが俺の役目だって。








彼女の周りではたくさん事件が起きます。








でも、僕が一緒にいたくているんです。








だからAがいるから






僕が不幸になるとか言わないでください。








僕はAの隣にいることが幸せなんです。








これからも片岡家と岩田家を





宜しくお願いします。」









深々とお辞儀をした剛典。









私は涙が止まらなかった。

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