正真正銘のお姫様と王子様【岩田剛典】

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貴女side





櫻「それは剛典様からです。



“今日のデートに行けなかったから



次のデートはそれを付けて来て”





との伝言です。







高校生デートしたいと言っていたお嬢様に





今どきの女子高校生が欲しそうな



アクセサリーを探したそうですよ。







リムジンに乗った頃、




剛典様が大宮にラインしたらしくて…。





画像と買って来いの一言だったらしいですが(笑)」






剛典…。







今どき女子高校生が欲しい




アクセサリーってことで






いつも高いものを付けている私たちからすれば






あまり高いものではないけど、とても嬉しかった。








剛典から貰ったものは





値段よりも何よりも重かった。








貴「櫻庭、このバレッタ髪の毛に付けて。





ネックレスも。」







櫻「ですが、今日のドレスですと




もう少し派手なものの方が良いのでは？」









貴「うんん、良いの。これを付けたいの。」









櫻「分かりました。






では、ヘアアレンジをバレッタが目立つ様な






アレンジにしましょうか。」







貴「うん。それでよろしく。





やっぱり物分りがいいわ。櫻庭は。」







櫻「ありがとうございます。」








綺麗に結われていく髪を鏡越しで見る。






パパッと櫻庭がヘアアレンジをしてくれた。







櫻「お嬢様、綺麗でございます。」









ちょうどその時隣の部屋から剛典が出てきた。

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