正真正銘のお姫様と王子様【岩田剛典】

〈14〉 ページ16

貴女side







剛典はネイビーブルーのタキシードを来ていて、





髪は前髪をあげていた。








剛「A、めっちゃ可愛い!!





ってかそのバレッタとネックレス付けてくれたの？






制服デートのために買ったのに(笑)







今日つけるならもっといいやつ





買ってやったのに。」








貴「ふふ、いーの。これで。




剛典から貰ったものは何だって嬉しいもん。





それに、剛典めっちゃカッコイイ。






あっ！






櫻庭、あなた言ったじゃない？






どこが私のためのタキシードなのよ。」








剛「なにその、話(笑)」







櫻「その通りの言葉でございますよ。





お嬢様の今日のドレスは黄色とオレンジ。





剛典様のタキシードはネイビーブルー。





ネイビーブルーには一番黄色が目立つんです。






そう、剛典様の隣こそが




一番お嬢様の輝ける場所なのです。」






色なんて知らなかった。






誰の隣に並んでも私が一番輝けるのは




剛典の隣ってことか(笑)







貴「ふふ、やっぱりあなた達は最高の執事ね。」









大宮「お褒めの言葉ありがとうございます。




剛典様、まだ完成じゃありませんよ。」







そう言うと大宮は剛典の胸ポケットに





黄色とオレンジのチーフを入れた。






大「A様と同じ色で出来ております。




言いましたでしょ。2人で１つなのですよ。」







櫻「お嬢様もこれをお履きください。」







ネイビーブルーのピンヒールだった。






大「どこに行かれても、離れようとも、




パーティーでは誰もが2人から釘付けでしょう。」









2人の最高の執事に心から感謝した。

〈15〉→←〈13〉

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す