19話 ページ20
noside
騒動が起きた翌日、ひとらん宅に泊まったオスマンは菜月を起こしに行ったら部屋には居なかった。
オス「? もう起きたのかな」
そう思いオスマンはリビングの方に向かう。
オス「なっちゃん起きとる?」
ひょいと覗いてみるとそこにはお茶を入れてるひとらんとお茶を啜ってるゾムの姿。
ひと「見てないよ?」
ゾム「俺とオスマンはリビングで寝たし、ひとらんは自室、菜月がゲーム部屋でグルッペンが客間やろ...って」
ゾムが言っている途中で全員が察した。
急いでグルッペンがいる客間をノックもせずに勢い良く開けるとそこにはすやすやと心地よさそうに寝ているグルッペンと菜月の姿。
ゾム「間違いが起こったらって思ったんやけど...」
ゾムは優しい表情でため息を一つ吐く。
目の前には幸せそうにしながら『ぐるちゃ...とんちゃ...』と寝言を言っている姿。
ひと「昨日夜に仲直りちゃんとしたんだね」
オス「この二人が間違いが怒るわけないめうーもう兄弟どころか家族みたいなもんめうー」
ゾムはせやな。と言いながらスマホをふところから取り出しパシャりと写真を撮った。
『んむ...』
もぞもぞとしながら起きる菜月。
『...ぐるちゃん...?』
3人は無言で見守る。
『...おやすみ』
そしてまたグルッペンの腹にダイレクトに倒れ込む。
グル「ぐふっ!」
どうやら溝に入ったようでグルッペンは痛みに悶えた。
グル「お前ら...何見てんだよ...」
寝起きのせいか、いつも以上にド低音の声を響かせる。
そのままムクリと起き上がり、その衝撃で足の方に移動した菜月を見つめる
グル「菜月、朝だ。起きろ」
優しく揺すり起こすと菜月はようやく目を覚ます。そして寝っ転がりながらもグルッペンの方を向きニコッと微笑む。
「!!」
全員その笑顔に驚いた。
オス「いっけめん...」
ひと「女だったら惚れてた」
ゾム「こんなんだから学校で女子生徒に人気があるのでは...?」
因みに先程撮った写真はトントンに無言で送ったらすごい勢いのメールと電話ラッシュが来たが携帯の電源を落として無視した。
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みずしま(プロフ) - 椚(くぬぎ)さん» そう言っていただけると嬉しいです。ご指摘ありがとうございました。 (2017年7月31日 15時) (レス) id: b770df9c92 (このIDを非表示/違反報告)
椚(くぬぎ)(プロフ) - いえいえ…作品は面白かったので、これからの更新楽しみにしてます! (2017年7月31日 15時) (レス) id: ca9fe8409a (このIDを非表示/違反報告)
みずしま(プロフ) - 椚(くぬぎ)さん» わかりました!!思い付く限りのことはさせて頂きます。わざわざありがとうございました。 (2017年7月31日 15時) (レス) id: b770df9c92 (このIDを非表示/違反報告)
椚(くぬぎ)(プロフ) - 初読失礼します。たいへん面白く読ませて頂きました!しかし、おじっきょはデリケートはジャンルですので、良ければ検索避けをお願いします…気を悪くさせたら申し訳ありませんが、このジャンルの安泰のためにもよろしくお願いします^^ (2017年7月31日 15時) (レス) id: ca9fe8409a (このIDを非表示/違反報告)
みずしま(プロフ) - 銉さん» コメントありがとうございます!!私も兄妹ギャグ本当に好きなのでそこまで言って頂けると本当に嬉しいです!!時間を見つけて少しづつでも書いていくので読んでいただければ幸いです! (2017年7月31日 0時) (レス) id: b770df9c92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずしま | 作成日時:2017年7月22日 0時