【HQ】婿に来てええですか【宮治】

7.意外性とはギャップ ページ9

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おにぎりを握っていると

客席から顔を出してこちらを覗いとる。







治「Aさんて根明やろ」

『え、そう、かな？』








根明、かぁ…初めて言われたかも。







治「なんや意外やわ。めちゃクールそうやのに」







表情をあまり変えず、

ポロッとそんな事言うからこっちは拍子抜ける。







『いや、どの口が言うとんねんっ！
自分やてあの金髪と違うて偉い大人しいし、
無愛想やなぁ思ってたんに、
ただのマイペースくんやん！！』

治「ふはっ結構言うなぁ自分」

『へへへ』

治「褒めてへんでっ」







初めて話すのになんや会話がうまく弾んで、

身構えなくても会話のラリーが続くんは

シンプルに考えて楽やなと思った。








『ねぇ待って、結局梅どれがええんやっけ笑』

治「振り出しに戻ったなっ。
そっち行ってもええ？」

『おん、ええで』







さすが高身長…暖簾をくぐるのも

いちいちしゃがまないと通れんのか。







治「お邪魔します」

『はいどうぞ』

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