【呪術廻戦】恋愛結婚と言い張る最強とそれを全否定するチート女の話【五条悟】

32.推しは狗巻棘 ページ32

◇you side







『ごめん。普通に違うわ』

悟「違うって何？このグッドルッキングガイの綺麗な白髪撫でれるの、ものすんごく貴重だよ？Aほらっ！」

『白髪撫でれるなら棘ぴがいい』

虎「とげぴー！？」







棘を指さすと目を見開いて長いまつ毛がパチクリしている。









真「棘ご指名だぞー」

棘「高菜っ！」

パ「はーい棘入りました〜！」







真希とパンダがノリノリで私の前に棘を突き出してくる。

2年ズの悪ノリって結構怖いんだよな。







パ真「「どうぞ！」」

『え、あ、冗談だぞ？悟じゃあるまい、未成年相手にセクハラまがいなことしないしないッ！』






棘に嫌われたくないのが本音なんだけど、私の遠慮もこの子らには通じない。







真「棘、嫌じゃないよな？」

棘「しゃけっ！」





薔「割とノリ気なのね」

虎「これどういうノリ？」

恵「…」






ニヤリと笑う真希は何を企んでるのか...

棘には何かグッドサインされたんだけど…相変わらず可愛いな、くそ。






『あ、じゃぁ失礼します』

棘「昆布っ！」






恐る恐る棘の白い髪に触れる。

指と指の間に自然とスッと入れば、猫っ毛のような柔らかくて自然光でキラキラする髪の毛。







『おー！棘の髪サラッサラ！めちゃくちゃキラキラしてる』

棘「しゃけえ！」






棘は低身長ボーイだから私を少し見上げている。

ピースしてくれた。可愛いな(2回目)







虎「ええー！！！ずっりい！！ご利益有りそうだから俺も俺もっ！！」






私のどこにご利益があって、根拠があるのか知らないが、初めて会ったのに気さくだなこの子。





つーか私神様でもなんでもねぇけど、いいの？







言われるがまま撫でてあげるとあるはずのない尻尾が見える。

犬みたいだな。







薔「アンタだけそうはさせないわよ！Aさん私も私も！！」

『はいはいっ、よしよし！』

恵「...」







年下の子に懐かれるのは嫌いじゃない。むしろ好きだったり。

なんか、みんな可愛いな。






呪術師になる道を拒んで私はここを離れたわけだけど、、

私が選ばなかった道をこの子達は、今懸命に目指してると思うと、ちょっと複雑だったり。






◇






真「お前ほんとわかり易いなあ」(ﾆﾔｯｯ)

棘「しゃけ！」

恵「なんですか急に」

パ「初恋相手があんな美人じゃなぁ、それに旦那がアレだしよ。恵、お前ひょっとして面食いなのか？」

恵「そんなんじゃありませんよッ！！！」

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