【呪術廻戦】恋愛結婚と言い張る最強とそれを全否定するチート女の話【五条悟】

24.10年経ちました ページ24

◇you side







卒業後、高専の窓として普段は一般の仕事に就く事となった私は、

仕事柄、海外と日本を行き来していた。







百鬼夜行の件を聞いたのは、悟ではなく硝子からで。

……事後報告だった。







硝子(がらす)のような物が、大きな衝撃に耐えられなくなり、酷く派手に、一気に割れていくような感覚。







傑を殺ったのは悟と聞いて……余計に胸が痛かった。







何で私がこんなに苦しんでるんだよッ……一番しんどかったのは、悟だろうにッ、。







中途半端な事だけして、悟に色んなものを背負わせてしまった罪悪感は、かなりくるものがあった。








「そんなに悟がいいのかい?」



__________『ッ！！ハァッ……ハァッハァッ、、』







未だそれに苦しみ、フライトの仮眠中でも、日本に帰ってくる度こうやって夢に見る。







「Aさん大丈夫ですか？なんか魘されてたけど」







同僚に心配されるほど、私は過去に未練があるようだ。






機内アナウンスが流れ、再び仕事に戻る。







飛行機が着陸後、仕事を終えて携帯を確認すると、見覚えのある名前達から数々の通知が表示されていた。







硝子ついに今日か。気を付けて帰ってこいよ



伊地知お仕事お疲れ様です。
駐車場でお待ちしております。
到着しましたらご連絡ください



恵くん任務があるので学校で待ってます。
お気を付けて






ひとつひとつに返事を返し、通知の数がどんどん減っていく。

それと同時にまた増えていく通知数。






悟ねえなんで硝子と伊地知と恵には返信するのに僕には返さないのー?ツンデレ?
ねー怒るよ?グッドルッキングガイな旦那の悟ｸﾝが拗ねちゃうよー?








『今授業中だろッサボり教師がッ！！！』







つーか、さっきの今で何で皆に返信した事コイツが知ってんの？……こわっ。







国際線のフライトが続き、日本でゆっくり出来るのが久々なのもあってかなり皆に会えるのを楽しみにしてたけど、







クソ旦那のせいで急に気分が落ちてきた。







『もうちょい仕事してくれば良かったわ、』








結婚してかれこれ10年が経つが……

私の日常は今も昔もそんな華やかなもんじゃない。







興味、あるか？

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